コロナで入院「70%以上が70代以上」大阪・吉村知事会見7月27日(全文1)
大阪府の吉村洋文知事は27日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪モデル赤信号で「医療非常事態宣言」吉村知事会見(2022年7月27日)」に対応しております。 【動画】大阪モデル赤信号で「医療非常事態宣言」吉村知事会見(2022年7月27日) ◇ ◇
本日「大阪モデル」の赤信号点灯
司会:ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。初めに知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。 吉村:先ほど大阪府の新型コロナウイルス本部会議を開催いたしました。医療が今、逼迫してるという状況であります。「大阪モデル」の赤信号の基準である病床の使用率の50%、これに本日達するという状況でありますので、「大阪モデル」の赤信号を点灯させます。この今の状況ですけれども、やはり医療が全体として逼迫をしています。病床だけでなく、発熱外来であったり救急外来、救急、また小児、入り口の部分も含めて非常に感染者数が多いという状況から、今の病床だけではなくて全体として逼迫をしています。ですので、こういった事情も含めて考えまして、医療非常事態宣言を発令いたします。 また、行動制限をしないというメッセージが出されていますが、これが対策を取らなくていいというミスメッセージになってる部分があると思います。これだけ感染が拡大してる、また病床も逼迫しておりますので、お1人お1人の基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。今、コロナの医療については非常に逼迫してるというのが事実であります。お1人お1人の感染対策をお願いします。
医療非常事態宣言を発令
また、とりわけリスクの高い方。高齢者の皆さん、4回目の接種まだの方は、要件満たされてる方はぜひ早めにお願いをしたいと思います。また若い世代の方、3回目接種まだの方も、やはり症状重たくなる場合も多くございます。感染拡大して、いつどこで感染しても、誰が感染してもおかしくないという状況です。ぜひ3回目のワクチン接種をよろしくお願いいたします。医療非常事態宣言を発令いたします。「大阪モデル」の赤信号を点灯させます。病床の使用率が50%を本日超えるということになります。ですので、まず最も大切なこと、お1人お1人の基本的な感染対策の徹底をお願いします。そして高齢者の皆さん、ぜひ早期の4回目のワクチン接種をお願いします。 そして3つ目です。高齢者の皆さん、やはりリスクが高いです。現在入院されてる方の70%以上、入院者の70%以上が70代以上の高齢者の方になります。ですので、やはりリスクが高い、重症化リスクが高いという状況にあります。ですので、感染拡大を抑止するというよりは高齢者の皆さんが自分の身を守ると、この感染拡大期において自分の身を守るという観点からリスクの高い行動は控えていただきたいと思います。 具体的には医療機関への通院、あるいは食料、医療品、生活必需品の買い出し、あるいは必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩等といった生活や健康の維持のために必要なものを除いて、不要不急の外出を控えていただきたいと思います。これは高齢者の皆さん、自分たちだけなんでなのと思われる方もいらっしゃるかとは思いますけれども、またこれは感染拡大を、全体を抑えるというよりは、やはりリスクの高い高齢者の皆さんが、うつさないようにすると、自分の身を守るという観点からぜひご協力をお願いしたいと思います。 冒頭申し上げたとおり重症化率も致死率もそうですし、現実に今、大阪に入院されている方の70%以上が70代以上の高齢者の方になってます。ですので、まずは社会全体で1人1人が基本的な感染対策を取って、なんとかこの感染の急拡大を抑えていく。もう1つは、非常にリスクの高い層、高齢者の皆さんは感染リスクの高い行動を、特に今は控えていただきたいと思っています。