祝「カー・オブ・ザ・イヤー」輸入車部門受賞! クラシックでハイテクなEV版「ミニ クーパー」に乗ってみた
個人的にはこの丸型ホーンもかなり好みで、ミニのロゴの美しさを一層際立てている気もする。「外装だけでなく、内装もテンションが上がる」。これはいいクルマの絶対条件だ。
■小さいけれどライトなクルマじゃない 意外に思ったのが、ドアを閉めたときの“音”。チャーミングな見た目に反し、「バン!」と迫力のある低音を響かせる。コンパクトな見た目から、ついライトなクルマというイメージを持ちがちだが、当たり前ながら軽自動車ではないのだ。後述するが、この頼もしい重厚感は走行時にもまた別角度で体感することになる。
ミニといえば、この丸いモニターもアイコンのひとつだろう。ミニのインテリアはネットで何度となくブラウジングし、その都度「ああ、オシャレだな」「実物はすごく可愛いんだろうな」と想像を巡らしてきた。いざこうして生で見てみると思った以上に素敵で、所有欲、運転欲をグググッ! と高めてくれる。
しかも、この「EXPERIENCES」というスイッチを上下させると……。
「コア」「グリーン」「ゴーカート」「タイムレス」「ビビッド」といった全8種類のモードに切り替えることができる。
モードを切り替えることでメーターのデザインやナビのカラートーンがガラッと一変。まるで部屋を模様替えしたかのようなフレッシュな気持ちにしてくれる。しかも、走行中の加速音やアクセルペダル、ステアリングの特性まで同時に変化するという芸の細かさである。 このワクワク感はデカい。ガチで侮っちゃいけない。スマホの壁紙を変えるのに近いリフレッシュ効果なのだろうが、パネルがデカい分、その効能も比例して大きく感じられる。
他にも至るところがハイテクで、例えば「HEY MINI!」と呼びかければワンコのアバターがぴょこっと出現。指示どおりにナビなどを設定してくれるなど、あらゆるオーダーに答えてくれる。きっと、乗り続けていくことで愛着も増していくんだろうなあ。