マン島で見つけたレアなバイク20選! 欧州ライダーのセンスはひと味違う
CCMってご存じ?
CCMはイギリスのメーカーで、1970年代にBSAがレース部門を閉鎖したときに、残っていたフレームなどの部品を買い上げ、量産メーカーとしてスタートした。これは2017年に発売した『スピットファイヤ シックス』で、CCMの職人が手曲げして製作するフレームにハスクバーナ製4ストローク600cc水冷単気筒エンジンを搭載したフラットトラッカー。シートより後ろは何もない、思い切ったデザインがカッコいい!
WGP時代、最後の4ストローク優勝車(のレプリカ)
1974年の世界GPで、フィル・リードが走らせてチャンピオンを獲得したMVアグスタの500ccレーサーのレプリカで、MVアグスタにとってこれが世界GPでの最後の優勝となった。これ以降、世界GPは2ストロークレーサー時代となり、MotoGPに変わるまでのおよそ30年、ヤマハ、ホンダ、スズキが世界GPを圧倒するようになる。そんな時代を象徴するマシンなのだ。
今年も来たぜ!
日本製小排気量車マニアも少なからずいて、スーパーカブはTT期間中、毎日数台を見かけるほどだが、それでもヤマハ・チャピィ(1973~1980年)はなかなかお目にかかれない。といってもこのオーナーは毎年マン島TT観戦にやってくるので(あるいはマン島住民かも?)、毎年のように彼とチャピィに遭遇している。
綺麗な空冷2ストローク
マン島で2ストロークのエンジン音が聞こえると、たいていヤマハRDだ(そうでない場合はKTMのエンデューロマシン)。年式を問わずRDはかなりの人気モデルで、TT期間中に何台ものRDを見かけるが、同じRDにはほとんど遭遇しないほどの数が走っている。とはいえ、多くはRD350(水冷)で、RD400(空冷)はめったにお目にかかれない。
こんなスーパーデューク、見たことない!
マン島TTはサイドカーレースもあるからか、あるいはそもそもヨーロッパではサイドカーの台数が多いからか、日本では見られないほどの数と種類を見かける。これはKTM・1290スーパーデュークGTをカスタムしたサイドカーだ。
メガモトがベースって……
こちらはBMW HP2メガモトを改良したサイドカー。このほかにもR1250GSアドベンチャー、ノートン・コマンド、FJR1300などのサイドカーを見かけたが、きっとまだまだユニークなサイドカーが走っていたに違いない。