マン島で見つけたレアなバイク20選! 欧州ライダーのセンスはひと味違う
ドイツの記念碑的マシン
1939年にシニアTTを制した『BMW Type255 500 KOMPRESSOR』。ドイツ人ライダーのゲオルグ・メイヤーが走らせて、マン島TTで初めて外国人ライダーとしての勝利を獲得した、記念碑的レーサーだ。今年はそのBMWの初勝利から85年を祝うパレードラップが予定され、このレーサーをピーター・ヒックマン選手が走らせることになっていたのだが、雨天に見舞われたため残念ながら中止となり、走る姿を見ることはできなかった。
↑のマシンを撮影するため?
おそらくその500 KOMPRESSORを撮影するためにスタンバイしているカメラバイク(BMW M1000R)。写真で確認できるだけでも5台のカメラを装備しているが、見えない部分にも数台のカメラがあるはずだ。
1200ccのV4マシン!
2016年、ノートンはアプリリア製V4エンジンを搭載したマシンでマン島TTに参戦していた。そのノウハウをフィードバックしたスーパースポーツがこちらの『V4SS』。エンジンは自社開発した1200ccV4を搭載している。200台限定で生産され、その価格は44,000ポンド(当時の為替レートでは約600万円)。おそらくイギリス国内でもかなりレアなバイクのはずだ。
サイドカークロス?
BSA B33をスクランブラー風にしつつ、サイドカーを装着したかなりユニークな一台。クロム処理をはじめとして、製作にかなりの手間と時間を注ぎ込んだことは想像に難くない。ゼッケンプレートの刻印からすると1956年式のようだ。なお、B33に搭載されるのは4ストローク499cc空冷単気筒OHVエンジンは23ps/5500rpmで、最高速度は130km/hを誇った。
フルパワー2ストローク!
どちらもかなりコンディションがいい2ストロークコンビ。カワサキ・マッハ750SS(左)とスズキ・RGV-Γ250(右)。カラーリングから判断するにガンマは1992年式で、とうぜん輸出仕様のはずなので最高出力は65ps!
日本じゃ見なくなったけど……
ドゥカティのカスタムマシン、ベースモデルは750SSで、750F1レーシング風に仕上げている。日本ではこの年代のカスタムドゥカティはなかなかお目にかかれなくなってきた。てっきりイタリアからやってきたエンスーかと思いきや、ドイツのナンバープレートがついていた。