マン島で見つけたレアなバイク20選! 欧州ライダーのセンスはひと味違う
トリドゥカティ……だと……?
パッと見ただけではドゥカティの旧車だが、よくよく見るとエンジンはトライアンフ。フレームなどの車体はドゥカティ・ダイアナ系で、エンジンはT100R(1970~1973年)。ドゥカティとトライアンフを融合させたカスタムのことを『トリドゥカティ』と呼ぶそうだ。
現地じゃ珍しくないけど本当は貴重
トライアンフ・T120Rボンネビル(おそらく1970年以降の後期型)。かなりコンディションがいい個体だが、こうした旧車があちこちを走っているので、貴重な車両だということを忘れてだんだんと注目しなくなってしまう。
漕げるFS1
知人の自宅に飾ってあったヤマハ・FS1-E。日本ではFS1として1969年に発売された原付一種だが、イギリスやヨーロッパ諸国で法規対応するためにはモペッドである必要があったため、ペダルが追加されたFS1-Eとなっているそうだ。
日本ではRZ350としてお馴染み
マン島で見かけるヤマハの旧車は圧倒的にRD350が多い。ノーマルをキープしているものからカスタムしたものまで、実にたくさんのRD350が走っている。
英国にも油冷好きは多いのか
意外なほどよく遭遇するモデルのひとつが、スズキ・バンディット1200。油冷ファンはイギリスにも多いのかもしれない。この写真はTT終了翌日のフェリー埠頭で撮ったもので、積載している大荷物から察するに2週間キャンプ生活をしていたに違いない。
66年モノとは思えない綺麗さ
これまた博物館級に抜群にコンディションがいい、BSA・ゴールドスター。ここまできれいだと、つい旧車であることを忘れてしまうが、エンジンナンバーによればこのゴールドスターは1958年式で、製造から68年も経過している!
新車からずっと
ホンダ初のターボ搭載バイク、CX500ターボ(1981年)。輸出専用モデルだったので、日本ではめったに見かけない。オーナー氏に聞いたところ、当時新車で購入してずっと乗り続けているそうだ。
意外な人気モデル?
パドックにあったリトルホンダ(1966年)。記事を書くにあたってネット検索したところ、フィエスブックに海外のオーナーズクラブを発見。登録者数は3306人もいるので、かなりの人気モデルなのかもしれない。 ●文/写真:ヤングマシン編集部(山下剛) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。