大阪市・松井市長が定例会見2月4日(全文3完)ちょっと待ってくれと言われれば
バーターではなかったのか
産経新聞:じゃあちょっと言葉は悪いですけど、いわゆるバーター的な、そういうのは一切ないということになりますか。 松井:ないですよ。だから8総合区案は公明党がやはり、逆に言うと、何度も言うように、自分たちで自信を持って作ったんだから、僕はいい案だと思っています。僕はもともと都構想の特別区。でも特別区が否決された今、やっぱり大阪市がこれから、10年、20年、30年先を見れば、やはり合区を伴う総合区、より近くに権限と財源を下ろしていくというのは、これはいい案だと思うんで、ぜひやりたいと思っています。だって、ミナミの方が来てたけどね。これ中央区になって、ミナミは全然衰退もしなかった。あれ、東区と南区のときには、ミナミの良さがなくなる、東区は東区で、どちらかというと、非常に格式みたいなものを失うとか、いろいろあったのよ、その当時。でも今はまったくそんなのなく中央区の一帯の中で、みんな自分たちの中央区ということに対する愛があふれているわけですから。北区なんていうのも、まさにそうですよ。大淀区と一緒になるときいろいろあったけど、みんな北区に1つになって、とにかく大阪の一番の拠点だというふうな、ノスタルジーを持ってるんだからね。 だから行政区が合区なんちゅうのは大した問題では、なんにもないんです。公明党が一番厳しい特別区に賛成したんだから。特別区は、大阪市なくなりますから。これはやっぱりノスタルジー的に否定する人もいるでしょう。僕は全然、もうそういうのが東京と並べる大都市になるためには必要だと思ったけど。だからこの長年の行政区の合区にそこまで、なんて言うかな。自民党は分かりますよ、自民党は。これはもう選挙区変わるという。自分の生活に直結するんでね。自民党は、自分のまちを守るためにはもう行政区は絶対に死守したいと思っているでしょう。でも一般の市民の皆さんは、その行政区、8つぐらいにしたほうが、もうよっぽど自分、今よりは身近な意見が役所に伝えられると思いますけどね。 だからそう思って、公明党の皆さんもいい案だとは自分たちで思っているんです。これは何度も聞いてますから。自分たちで作った案は、それは悪い案じゃないと。今の24区体制より、よほど住民の皆さんのサービス、それから声をやはり聞き取る、そして実施できる、そういう形になると、公明党の皆さんも自負されてますんでね。ただ、やっぱりいろいろとアレルギーが、都構想の住民投票をやったばっかりなんで、アレルギー対策として時間が要るということなんで今回は取り下げようと思いました。