大阪市・松井市長が定例会見2月4日(全文1)保健所にワクチン専任チームを設置
大阪市の松井一郎市長は4日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「市でワクチン接種推進本部を設置。接種は無料」大阪市・松井市長(2021年2月4日)」に対応しております。 【動画】「市でワクチン接種推進本部を設置。接種は無料」大阪市・松井市長(2021年2月4日) ◇ ◇
接種券と接種のお知らせを送付
司会:それでは市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いいたします。 松井:まず新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種についてです。ワクチンの接種体制については、2月1日に保健所に専任チームを設置するとともに、本日ワクチンの迅速かつ適切な接種に向け、全庁的な体制で取り組むためにワクチン接種推進本部を設置することに決定いたしました。大阪市では接種を希望する市民の方に円滑に接種していただけるように、国からの指示の下、大阪府と協力し準備を進めています。接種については国の基準に従い、3月に65歳以上の方に対して接種券と新型コロナワクチン接種のお知らせをお届けし、優先して接種を受けていただく予定です。接種場所については身近な施設で接種できるように、区民センターや区民ホール、スポーツセンターを予定しています。 また、集団接種に限らず、医療機関による個別接種の早期実現についても検討をしてまいります。また、3月には接種に係るご質問にお答えできるようにコールセンターを設置する、開設する予定としています。なお、ワクチン接種は無料であります。大阪市が予約金や接種料などを請求することはありません。ワクチン接種に関する詐欺が発生しているので十分にご注意をください。
保育所誤嚥事故の検証報告と再発防止策
また、接種に係る看護師の皆さんへのご案内であります。接種にご協力いただける未就業の看護師の皆さんが、新型コロナワクチン接種に関する知識・技術を習得し、安全に実施できるための講習会が大阪府看護協会の主催で開催されます。未就業の看護師の皆さんには、ぜひ講習会に参加をいただき、接種にご協力をお願いいたします。詳しくは大阪ナースセンターへのご連絡をしてください。ワクチンの供給など、いまだに不明な点はありますが、国からの情報を注視しつつ着実に進めてまいります。今後もワクチン接種に係る情報を適宜、発信してまいります。 次に、保育事故防止に向けた今後の取り組みについてです。令和2年2月に認可保育所で誤嚥による死亡事故を受け、事故検証部会より今後の検証報告と再発防止策の提言を受けました。このたび提言を受けて、今後の具体策を取りまとめました。事故防止対策の強化として、まず1月15日に施設長が中心となって、あらゆる方法で繰り返し注意喚起を徹底するように市内全保育施設へ要請をいたしました。また、施設指導監査に誤嚥事故防止の項目を追加するとともに、給食に関する手引きに誤嚥事故防止の留意点を加え、6月までに各施設へ配布をいたします。さらに事前通告なしに事故防止巡回指導を来年度からは改善が確認できるまで行います。 保育の質の向上の仕組みづくりについては、事故検証部会の委員を講師とし、施設長を対象に先日、研修を実施しました。また、希望する施設に本市職員が出向き、事故防止および事故発生時の対応マニュアルを活用したミニ講座で、保育者等に直接説明をし、危機管理意識の向上を図ります。国にもあらためて安全・安心な保育環境を確保できるように、制度の整備、財政措置について提案、要望をしてまいります。二度とこのような痛ましい事件が起こらないように、リスクを最大限下げることが重要であり、これに限らず、再発防止に向けて保護者1人1人に届く取り組みを進めてまいります。 次に、下水道事業における包括委託の長期契約の実施についてです。大阪市の下水道事業においては、事業の効率化を図るためにクリアウォーターOSAKA株式会社を設立し、施設の運転、維持管理の知識、ノウハウを有する本市職員を転籍させ、技術力を継承した上で包括委託を実施いたしています。多様な雇用形態の活用などによる事業の効率化を図ることで、平成29年度から5年間で約55億のコストの削減効果を見込んでいます。