第159回芥川賞受賞会見(全文)高橋弘希さん「だいぶ読みやすいと思います」
今日の衣装について
読売新聞:どうも、読売新聞の鵜飼です。今日の衣装というか格好なんですけれども、何かジンクスとか、特にその格好で来ようとした、何かあったんでしょうか。 高橋:いや、家にあったんで。 読売新聞:もうそのズボンはずいぶん長い間履いている? 高橋:家にあったんでちょっと。 読売新聞:家にあったんで。 高橋:はい。 読売新聞:高橋さん、いわゆる、やる気になるときに書くけれどもやる気にならないと書かないっていう話はされていましたけど、今回芥川賞を取られてやる気モードっていうのは変化、出るものですか、出ないものですか。 高橋:どうですかね。出るのかな。ちょっと数日様子を見てみます。 読売新聞:(笑)。分かりました。 司会:もう一方かお二方辺りかと思いますけれども。じゃあ奥の女性。女性の方、手を挙げてる。
青森県を舞台にした理由
東奥日報:すいません、青森県の新聞社の東奥日報の【ナメカタ 02:03:11】です。おめでとうございます。今回の作品の舞台、青森県を舞台にされていますけれども、その理由と、子供のころに青森県で過ごしたことが高橋さんにとって、夏休みを青森県で過ごしたことがどのように作品に影響を与えているかについて教えてください。 高橋:取りあえず、作品の中でやっているお祭を近所でやってたんで、これでいいかなという感じでそのお祭を題材にしたっていうところなんですけど。あともう1個なんでしたっけ。 東奥日報:青森で過ごしたことが作品に与えた影響をどのように考えてらっしゃいますでしょうか。 高橋:作品に与えた影響は、でも実はあまりないのかもしれないという気もするんですけど、一応記憶をたどって書いたっていう感じですね。 東奥日報:すいません、青森の読者の方も喜んでいると思うんですが、何か一言メッセージがございましたらお願いします。 高橋:じゃあ、単行本を買ってください。 東奥日報:ありがとうございます。 司会:もうお一方ぐらいいらっしゃいますかね。じゃあ前の方。