「Xiaomi 14T Pro」と「AQUOS R9」のカメラや使い勝手を比較 重視するのは性能か、安心感か?
性能の差か? 価格はXiaomi 14T Proがやや高い
最後に価格を見ていこう。Xiaomi 14T Proはソフトバンク向け(12GB+256GB)が12万4560円。オープンマーケット向けモデルはメーカー直販でメモリ12GB+ストレージ256GBの価格が10万9800円だ。これに対しAQUOS R9(12GB+256GB)はキャリアモデルが11~12万円前後に設定されており、オープンマーケット向けモデル(12GB+256GB)はシャープ直販の9万9880円が安い。 スペックが高い分、価格もXiaomi 14T Proの方がやや高いが、「日本で使うスマートフォン」として見ると、シャープの方がバランスがよい。microSDスロットや耐衝撃機能といった日本向けの機能が充実しており、単純にスマートフォンとして使いやすい。 SNS上でもAQUOS R9について「microSDスロットがうれしい」「耐衝撃もあって安心」という声が散見されるなど、ライカ監修カメラ以外の要素でしっかりニーズに応えている。 そんなライカのカメラを冠するこの2機種は予算や通信キャリアはもちろん、スマートフォンにおいて重視するものが「カメラ」なのか、「普段使いのバランス」なのかで大きく変わってくる。普段使いでも「カメラ性能」「スペックの高さ」に重きをおくのであればXiaomi 14T Proを、日本での「使い勝手のよさ」「長く安心して利用する」に重きをおくのであれば、AQUOS R9を選択するといいだろう。
著者プロフィール
佐藤颯 生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。 スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。 ・X:https://twitter.com/Hayaponlog ・Webサイト:https://www.hayaponlog.site/
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