大阪府・吉村知事が定例会見6月17日(全文1)府の大規模接種センター、64歳以下も接種可能に
コロナ治療サポートチームを結成
重症病床について、1床当たり上限2500万円、そして軽症・中等症については1床当たり上限1000万円の補助をします。この補助額、結局今回の、1枚目に戻ってもらっていいですか、補助の大部分はここに当たります。支援策合計、今回240億円ですけれども、この病床の整備補助、これが217億円ですから、これが金額としては最も大きいというところになります。次、お願いします。 2つ目が、このコロナ治療サポートチームをもうすでに結成をいたしました。どういうことかっていうと、病床を確保するだけじゃなくて、大事なのは病床確保に何が必要なのというと、コロナの経験がない先生方に、コロナをどうやって治療するかっていうのを知ってもらう。あるいはもうすでにコロナ治療をしているんですけど、こういった治療法をすると非常に有効ですよっていうことをより高度な治療というか、治療方法というか、そういったこともより知っていただくと。コロナに関与するお医者さんや看護師さんを増やしていこうということです。 コロナはやったことないからできませんという病院が非常に今でも多いわけですけども。であるならばサポートチームをつくるので、いろんな研修、実地もやりますから、そこにぜひ来てくださいと。そして経験のある先生が、専門家がまさにこういうふうにやっていくんですということをより知っていただくと。これは実地でもウェブもいろんな研修がありますが、それをサポートしていこうという方法です。で、コロナを担当する医療従事者を増やそうということです。
看護協会と連携して無償研修
このチームについてはすでに専門家、専門医が派遣をして、助言、相談をするということはやります。それから患者受け入れによる実地研修というのをやる。そして呼吸管理などのオンライン研修をやる。これはすでに6月15日に第1回目が終わりました。おおよそ70名ぐらいの方が参加してくれて、かなり多くの方が手を挙げていただいてくれてますので、医療従事者の皆さんで、コロナにやっぱりこれは力を貸してもいいよという方は、ぜひ参加してもらいたいと思いますし、すでにやっていただいている方もよりレベルを上げるという意味で、ぜひ参加をお願いしたいというふうに思います。スキルアップ、あるいは患者の受け入れをお願いするためにやるというものです。 もう1つは看護師さんの研修です。これは医師の研修です。看護師さんは非常に重要です。コロナ治療においては看護師さんの役割は非常に重要になってきます。これはもう皆さん、ご承知のとおりです。まず重症患者が対応できる看護師さんが限られているというのは、これはもう全国どこでもいわれていることですけど、じゃあそれを増やしていこうよということで、まず看護協会と連携して研修、座学研修というのをやります。当然無償です。させていただきますのでぜひ参加していただきたいと思います。 例えば先ほど申し上げた中等症・重症一体型病院の方でやってもらったり、まだコロナを受けて入れてもらってないような病院にやってもらうと。いろいろやり方あると思いますが、座学研修に参加してもらう。 もう1つが大阪コロナ重症センターを活用した実地研修をいたします。大阪コロナ重症センターっていうのは臨時につくった施設です。どっかの病院に帰属しているわけではありません。もちろんこれは府の急性期医療センターの敷地内につくりましたし、藤見センター長っていう、本当にプロフェッショナルがリーダーとして仕切ってやってくれていますけれども、そこにいろんな看護師さんが外部から入ってきてくれて応援してくれて成り立っているという、まさにコロナのためにつくった重症センターです。 で、今患者、この感染が急拡大してる状況でもありません。そういったときこそ、いろんな看護師さんに、まさに重症センターに来ていただいて、どうやって重症の治療をやったり対応するのかっていうのをぜひ知っていただきたいし、体験をしていただきたいし、研修をしていただきたい、実際にやっていただきたいというふうに思っています。