大阪府18日に新型コロナ対策会議実施へ 吉村知事「きょうやりたかったが国の方針が決まらないとできない」
7月11日まで「まん延防止等重点措置」に移行へ
大阪府18日に新型コロナ対策会議実施へ 吉村知事「きょうやりたかったが国の方針が決まらないとできない」
政府は17日に行われた「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」で、東京都など10の都道府県に出している「緊急事態宣言」について、沖縄県を除く9都道府県で解除。大阪府や兵庫県、京都府などの7つの都道府県では7月11日まで「まん延防止等重点措置」に移行することを決定した。 【中継録画】「大阪府の緊急事態宣言は20日まで。以降はまん延防止措置に移行する」大阪府・吉村知事(2021年6月17日)
フリーの解除でなく「まん延防止措置」で感染対策を続けるのが重要
大阪府庁では同日午後、吉村洋文知事の定例記者会見が開かれた。大阪府がまん延防止等重点措置に移行することについては「要請していたので緊急事態宣言が解除されるのであればフリーの解除ではなく、まん延防止等重点措置を適用して感染対策を続けるのが重要だと思うというのが僕の考え方でもあるし必要なことだと思っています」と述べた。 ただ、緊急事態宣言は解除になるが「インド株もあります。いつ拡大するかわからない中でリバウンドを防ぐためにも感染対策を徹底したいと思います」とも述べていた。
「急拡大をさせないということのご協力をせひお願いしたい」
また、吉村知事は1か月半前まで大阪府で一日1200人を超える陽性者が出ていたことを振り返り「人の動きも増えてくるから感染者は今後増えてくることになると思いますが、急拡大をさせないということのご協力をせひお願いしたい」と述べ、一人ひとりの感染対策の徹底を強く呼びかけていた。
「会議ですがきょうやりたかったです」
報道陣からは「これまで『まん延防止等重点措置』など指定されたらその日に対策本部会議を開かれていたと思いますが、今回翌日に持ち越した理由は?」という質問があった。 吉村知事はそれに対し「会議ですがきょうやりたかったです。飲食店のみなさんも含め21日以降どうなるのかは非常に重要なことなので早くお伝えしたかったんですが、国の方針が決まらないと方針決定できないので」と答えた。
会議はあす18日に開催「いずれにしても早く決定しないと」
吉村知事によると、通常であれば国の対策本部会議が行われた日の夕方に必ずやってきたという。 しかし今回は「飲食店のお酒の取り扱いについての基本的対処方針」について「お酒の提供については別途通知する一定の要件を満たした店舗において、午後7時まで提供することができることとする。そしてその要件を満たさない店舗に対しては酒の提供については行わないよう要請せよ」という記載があるが、その別途要件がなにか会見の時点ではわからず「判断のしようがないというのが正直なところ」と述べた。 そして「今回はあす(18日)にしますが、いずれにしても早く決定しないといけないので、別途要件が固まり次第、すみやかに本部会議を開催したいと思います」とも述べた。