大阪府・吉村知事が定例会見6月17日(全文1)府の大規模接種センター、64歳以下も接種可能に
第5波に備えて医療提供体制を強化
場所はマイドームおおさかです。接種時間は午前9時から午後9時。初日はちょっと日にちが違うんですけど、半日ですけども、接種の前日、23時59分まで予約が可能になります。また毎週火曜日に更新していきます。ですので来週の火曜日にはまたさらに1万の枠ができるという形になります。そのときにはまた新たに募集しますが、対象としてはもう大阪府民全員と、接種券を持っている大阪府民全員にしていきます。はい、次お願いします。 2点目が、今後の第5波に備えた医療提供体制の強化策についてです。これにつきましては医療協議会でもさまざま議論もし、方向性も定めてまいりました。この間もことあるごとにお示しもしてまいりましたが、それについて事業実施をしていきますので、その概要についてご報告します。 まず大きく枠としては5つの方向性、方針です。まず1つ目は医療機能分化の推進ということで、「中等症・重症一体型病院」というのをこれから新たに機能分化していきます。これは中等症病院、軽症・中等症病院、これひとくくりになってたわけですけども、その中でも重症病床を診れる力のある病院というのがやはりありまして、今回もこの大きな波で見ていただきました、中等症だけを診るというのではなくて、そこから重症になった場合も治療いただける、その力のある病院にはぜひこの中等症・重症一体型病院に手を挙げていただきたいと思います。それを設置いたしますので、その協力金についてです。
重症病床は500床、軽症・中等症は3000床目指す
2つ目です。これは病床増床を目指していきます。重症病床で今350を確保しています。軽症・中等症については2300を確保していますが、災害級の大きな波が、第5波で生じるということを想定した場合に備えて、重症病床については500床、そして軽症・中等症については3000床を目指していきます。非常に高い目標になります。重症500床というのはどうなのかと思われる方いるかもしれませんが、例えば人口1.5倍、大阪府の1.5倍である東京都、1400万人の大都市、首都ですけども、コロナの重症病床としては370床、これは決して少ないわけではなくて、やはりICUであったり重症を治療するっていうのは極めて困難も伴います。その中でほかの大都市、人口が多いところも重症病床については、実際の確保というのは非常に難しい中、なんとか確保していっているというのが現状です。 大阪につきましてもこれまで224床と。2月3月224床でしたが、今回350床を、これは病院の協力を得て確保いたしました。それをさらに災害級の波が生じるということを想定した上で500床、なんとか確保していきたいと思います。非常に高い目標です。それから3000床、これも確保したいと思っています。そのために病床整備の支援と、新たなマンパワーを確保するための整備についての支援策、あとで説明します。 それからもう1つが病床確保だけではなくてやはり大事なのが転院・退院を支援することです。これまでも 一定、転院・退院の支援の仕組みがあったんですが、新たにシステムを作って、転院・退院のマッチングをする、具体的なアウトリーチしていく、システムもしっかり作って、システムっていうのは、ITを使ったシステムも作りながら、そこに人も張り付いてマッチングをやっていきます。それについての説明です。 実際コロナとしての治療は終わっている、ほかにうつす状況はない。でもその人がもともと持っている基礎疾患であったり、もともとお持ちの病気、あるいはADLが低下している、自律機能が低下している。どうしてもコロナで運ばれる方、重症になる方、もともと持病をお持ちの方であったり、非常に高齢の方も多いです。ですのでコロナだけではないんですよね、その人がもともと持っている病気というのが。そういう方が非常に多くいらっしゃいます。ですのでコロナとして他人にうつすことはないんだけども、そのもともとの持病や基礎疾患があることによって、あるいはADLが低下していることによって、ずっとそこのベッドにいらっしゃる方がいらっしゃいます。