大阪府・吉村知事が定例会見6月17日(全文1)府の大規模接種センター、64歳以下も接種可能に
入院待機ステーションを府全域に拡大
そうするとこれは新たな波が来たときに病床をそのまま埋めるということになりますので、コロナ以外であれば対応できるよという、いわゆる後方支援病院が病床数も1400確保していますので、そことのマッチングをうまくすることによって、病床に入れる人を1人でも多くしていこうと。病床数だけじゃなくて、そういったコロナ治療のための病床だというところを、より明確にしていこうというための転院・退院の支援、これをやっていきます。あとで説明します。 入院待機ステーションです。これについても大阪市内に2つつくりましたが、これを大阪府全域に広げていこうということです。感染が急拡大したときに、どうしても入院先がすぐに決まらない、救急車の中で待機することが第4波、多くありました。そういったことを防ぐために入院待機ステーションというのをつくって、そこで酸素投与であったり、お医者さんに診てもらえる環境をつくると。それは病院の敷地内につくって、いざというときは病院でも診てもらえると。しっかりとした、そういった仕組みが必要ということで、これはまさに第4波の中で作った制度です。これはおそらくそのあと沖縄とか北海道でも同じように採用されてつくられたと思うんですけれども、これについて組織的に、当時は走りながらやりましたけども、より組織化していこうということで、あとで説明します。
療養所と連携した病院への協力金
それから宿泊療養・自宅療養、入院調整中等における対応の充実強化ということで、病変が急変した場合の療養体制の強化を図っていきます。宿泊療養所、宿泊療養のホテルで体調が悪くなったと、急遽、入院が必要になったという場合に備えて、その宿泊療養所での体調が悪くなった方を受け入れる、そういった療養所と連携した病院への協力金、そういった病院をつくって協力金を支給すると。それから酸素ボンベ、酸素濃縮器ですね。酸素投与をしやすくなる、自宅に酸素投与しやすくなるような仕組みを作っていきます。これはあとで説明します。次お願いします。 まず中等症・重症の一体型病院の協力金ということで、先ほど申し上げましたが、今回、中等症でも力のある病院、許可病床数も多くて、中等症病院といっても、イメージで軽症・中等症病院って小さな病院をイメージされる方が多いんですけども、実は中等症、コロナ診てるのが中等症・軽症っていうだけであって、非常に高度な治療をしてたり、力のある病院っていうのもたくさんあります、大阪府内に。そういった病院については今後、中等症・重症一体型病院として重症を診ていただくと。500床を目指していこうとするとやっぱりこういうことをしていかないとたどり着かないということもありますので、ぜひお願いしたいというふうに思っています。そこについては中等症・重症病院に、一体型病院に手を挙げていただいた病院には3000万円の協力金を支援いたします。 次が病床整備に関する経費の補助についてです。これまでもコロナの病床確保するためのいろんな機材の購入とか医療機器の購入、これは当然、補助があるわけですが、今回、新たに、第4波でもよく起きたんですけど、既存の病室をどうしても使わなきゃいけない場合。ただそこはコロナ患者さんということで個室化する必要があります。ですのでコロナ患者を受け入れる場合に、もともとは4人部屋だったんだけれども、ここは個室にしようと。多床室を個室化しようと。そしてコロナを受け入れると。どうしてもコロナはそういうことになってしまう場合が多いです。ですのでそういうことに対しての、既存の病室を個室化するための経費補助、これをいたします。これは4月1日以降、すでにやってくれているところも多くありますので、そこについてはさかのぼって整備費については補助をしていきます。