【札幌記念】国内外の芝2000mで強敵相手に好勝負 東大HCの本命はプログノーシス
連覇の期待大
◎プログノーシス 昨年の本レースではコーナーで位置を上げていって2着に0秒7差、3着にはさらに0秒5差をつけ圧勝した。天皇賞(秋)はイクイノックス、ジャスティンパレスに次いでの3着で、走破タイム1分55秒8は従来のレコードを上回っていた。今年の金鯱賞で菊花賞馬ドゥレッツァに0秒8差をつけて堂々の連覇。QE2世Cでは香港最強馬ロマンチックウォリアーにクビ差と迫って2着。シャティン芝2000mの持ち時計も更新しており、6歳になっても成長が感じられる。今の国内芝2000mでは敵なしと言える状況であり、鞍上の川田将雅騎手も札幌記念【3-1-0-2】の好成績。連覇濃厚だ。 ◯シャフリヤール プログノーシスと同期のダービー馬であり、3歳時の毎日杯で先着している。昨年の札幌記念は3秒3差の11着と大敗。キャリアで初の掲示板外となったが、前述の喉頭蓋エントラップメント発症や、馬場が渋ったことが要因と考えられる。一昨年のドバイSC以降勝ち星から遠ざかっているが、ピークが過ぎたわけではなく、直近もアメリカ、日本、ドバイのGⅠで掲示板を確保。今回は初タッグとなる武豊騎手が騎乗。札幌記念を8勝している名手だ。ダービー馬の意地を見せる可能性も十分ある。 ▲ジオグリフ 22年の皐月賞馬。その後は低迷してダートも経験した後、今年に入って芝に復帰。中山記念3着、大阪杯5着、安田記念6着と、全盛期ほどではないが復調の気配を見せつつある。安田記念組には好データがあり、さらに本馬は札幌2歳Sを0秒7差で勝利しており洋芝適性も十分。イクイノックスに先着した2頭のうちの1頭として、ドウデュースのような復活劇も遠くないと考える。 △ボッケリーニ GⅠでは好走例がないが、GⅡ、GⅢでは【3-8-1-4】とシルバーコレクターぶりを発揮している。特に昨年の宝塚記念以降の5レースは2着4回。しかも4回全てが勝ち馬とタイム差なしであり、5着だった日経賞も0秒3差と8歳でも衰え知らずだ。洋芝は初体験だが、ここでも安定した走りを見せてくれるのではないか。 以下ステラヴェローチェ、ノースブリッジまで印を回す。馬券は◎1着固定の3連単で勝負する。 ▽札幌記念予想▽ ◎プログノーシス ◯シャフリヤール ▲ジオグリフ △ボッケリーニ ×ステラヴェローチェ ×ノースブリッジ 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
東大ホースメンクラブ