ジャパンCと杉原誠人をつないだ不思議な縁 カラテのオーナーを紹介したのは〝まさかの人物〟一発狙いに気合十分
24日に行われるGⅠジャパンCを前に22日、都内ホテルでウェルカムパーティーが行われた。世界各国の出走関係者ら約200人を招いて行われ、エイダン・オブライエン調教師などが出席した。 カラテとのコンビでジャパンCに初騎乗する杉原騎手は、黄色のネクタイを締めて登場。「昨日走り回って見つけました(笑い)。勝負服をイメージして黄色のネクタイを。探し回ったんですけどあまりなくて、3軒目でようやく見つけました」と笑みを浮かべた。 不思議な縁が大舞台の騎乗へとつながった。中学校の先輩が、カラテの小田切オーナーを紹介してくれたという。「すごくないですか?美浦とかじゃなくて、競馬とはゆかりもない場所ですからね。中学校の1つ上の先輩が競馬学校の試験を受けると聞いて、〝そういうのがあるんだ〟というのをそこで知って、僕はジョッキーになれたけど、向こうはなれてなくて、後々聞いたら馬の仕事をやっていたんです。こんな形でつながるなんて、びっくりしてます。感謝ですね。中学校に写真を持っていかないといけないよね(笑い)」。 ジャパンCに騎乗するのは初めて。「この場に出られることに感謝しつつ、相手は強豪ぞろいですし、ひとつでも着順を上げられるようにと思っています」と意気込んだ。 20日には栗東へ向かい、カラテの最終追い切りに騎乗。「8歳でも衰えた感じはありません。前走もよく感じたんですが、厩舎の方は『今回の方がいいよ』と言っていました。8歳でこれだけ活気があるのはいいですよね」と好感触をつかんでいる。中学時代の縁からビッグチャンスを得た杉原騎手。強豪相手に一矢報いるべく、気合は十分だ。
東スポ競馬編集部