【札幌記念】国内外の芝2000mで強敵相手に好勝負 東大HCの本命はプログノーシス
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今週日曜日、札幌競馬場でGⅡ・札幌記念が行われる。金鯱賞を圧勝して本レース連覇を狙うプログノーシス、昨年2着のトップナイフ、前走ドバイSC2着のシャフリヤール、エルムS2着から中1週で電撃参戦のドゥラエレーデなど12頭が登録し、頭数は少ないが今年も「スーパーGⅡ」と呼ぶにふさわしいメンバーとなった。今回も過去10年のデータから検討する。 【札幌記念2024 推奨馬】勝率50%&複勝率100%の鉄板データを持つ!実力は日本トップレベル SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
安田記念組が穴
<札幌記念 前走距離別成績> 同距離【4-2-4-53】勝率6.3%/連対率9.5%/複勝率15.9% 距離短縮【3-6-5-29】勝率7.0%/連対率20.9%/複勝率32.6% 距離延長【3-2-1-32】勝率7.9%/連対率13.2%/複勝率15.8% 前走安田記念【2-2-1-5】勝率20.0%/連対率40.0%/複勝率50.0% ローテーションについて、前走の距離ごとに検討する。 まずは同距離組。最も出走数が多く、最多の4勝を挙げている。そのうち函館記念組は【2-1-1-31】と凡走が多く、18年以降の18頭は馬券に絡んでいない。人気で見ても7番人気以下が【0-1-0-30】。今年もアウスヴァール、チャックネイト、トップナイフいずれも人気薄が想定されており、厳しいだろう。QE2世Cからの参戦は過去10年で【1-1-0-1】。プログノーシス自身が昨年同じローテーションで4馬身差勝ちを収めており、臨戦過程は不安なしだ。鳴尾記念組は【0-0-2-3】で4頭が掲示板確保。連対例はないが大崩れも少ない。重賞好走歴の多いボッケリーニは今回も相手としての安定感はありそうだ。 好走率が最も優秀なのが距離短縮組。今回はシャフリヤールのみが該当。前走ドバイSCでみると【0-0-1-5】で決していいとはいえず、同馬も昨年11着に敗れた。ただし昨年はドバイSC5着からの参戦で、札幌記念のレース後に喉頭蓋トラップメントも判明した。同じローテーションといっても今年はドバイSC2着と着順も上げており、過度に嫌う必要はないと考える。 距離延長組は安田記念組【2-2-1-5】だけが走っている。同5着以内が【2-2-0-2】。6~9着はデータがなく、2桁着順からは14年ホエールキャプチャが3着に激走した。今年は6着ジオグリフ、9着ステラヴェローチェが出走。押さえておきたい。安田記念組以外の距離延長組は【1-0-0-27】で15年1着ディサイファ(前走エプソムC3着)以外は馬券絡みすらない。ドゥラエレーデ、ホウオウアマゾン、モズゴールドバレルは推奨できない。