大阪市・松井市長が定例会見10月15日(全文1)誤解招くのはよろしくない
明確に政治活動と行政活動を分ける
で、こういうことをなくそうというのが、われわれ、政治家としての、橋下さんや僕ら、維新のポリシーの部分があるんでね。そのときに、橋下さんが市長になって、もう明確に政治活動と行政の行動、活動というのは分けると。公務、政務、しっかり分けていこうよということで、選挙前には役所からの知事・市長の、政治家である知事・市長の顔写真等々は全てなくそうという、これは大阪府知事も一緒です。僕が知事選挙のときなんかは全部なくします。で、僕の場合は政党の代表でもあるから、衆参、そういう国政選挙のときも、僕の顔写真や会見の動画はストップします。 で、今回は住民投票なんで、本来は役所のミッションだから、これは選挙じゃないでしょうと、人を選ぶ。だから、解釈で突き進もうと思えば、この会見を流すことは可能だけども、これ、なんらか誤解を受けるんじゃないかと、そういうふうな思いも僕はあるんで、だから、もう告示に入ったら、投票終了まではホームページから削除するという、そういう判断。事務方もそういう判断をしてましたんで、それを了と、良しとしたということです。
議事録は読めても動画は見られないのは?
関西テレビ:もう何点か、すいません。住民説明会についてはYouTubeなどでもあとから見れますというのをわれわれも情報として受け取っています。これは告示後は消しますというような文言はないのですけれども、住民説明会の動画が見れなくなるという告知をホームページでされてたのが7日になるんですね。今回に関しては、YouTubeで見れるという理由もあって、会場での説明会の回数を減らしているという経緯もあると思うんですが、事前に告知ができなかったのはなぜかというのと、住民説明会に限っては議事録は読めて動画は見れないという、ちょっと、なぜその判断になっているのかというのが不思議なんですが、その点いかがでしょうか。 松井:だから動画になるとやっぱり映るじゃない、僕。顔が。僕がこれ推進してきたんだから、やっぱり推進の宣伝と取られかねないということです。役所として。だから何度も言うように今回は住民投票だから、それは厳密に言うとこれ、セーフだと思うけどね。そういうふうにちょっと姑息だと言われるのが嫌で、動画は消してるということです。ただし、中身については説明しなければならないので、議事録は載せてるということです。 だから載せときたいよ、僕はね。ただ、でもそれは、なんて言うかな、政党の代表でもあるから、政党の支持率獲得みたいなふうに取り上げられるのはちょっと本意ではないし、だから選挙という、人を選ぶ選挙と同じようにやっぱり感じられてる方もいらっしゃるので、より厳しくルールを履行しているということです。 関西テレビ:理由に関しては理解できる部分もあるんですが、動画と議事録の違いというのは、ごめんなさい、どういう違いでご判断されたんですか。 松井:やっぱり僕が映ってるか映ってないかというところなんじゃない。やっぱり、映ってるほうが、自分自身が、僕自身がそこで動画で説明するほうが、僕は説得力はあると思うのよ。議事録より。本当はそっちやりたいよ。でも、そういう形で市長の、本来は市長の立場で、これは役所のミッションだから、推進していくというのは、これはありだと思うけど、これまでの選挙でやってきた取り組みを緩めてると。政治的にどんどん役所を使ってると、そういうふうに思われるのが非常に誤解を招く、そういうふうに捉えられるのは本意ではないので、厳しめに動画を消してると、削除してるということです。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見10月15日 全文2に続く