大阪市・松井市長が定例会見10月15日(全文4完)IR施設の協議は進めている
大阪市の松井一郎市長は15日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市・松井市長が定例会見(2020年10月15日)」に対応しております。 【動画】大阪市・松井市長が定例会見(2020年10月15日) ◇ ◇
他県より経済成長率が低いのでは
横田:フリーの横田一ですけども、バーチャル都構想の効果なんですが、維新、府市一体行政で本当に成長していたかどうかということをホームページで確認させていただいたんですが、「データでみる『大阪の成長戦略』」2019年版を見ると年平均の実質成長率が大阪府が0.79%に対して、国が1.28%で上回っていると。これは2010年から2016年の平均なんですが、維新の一体府政が始まった2011年から2016年に限っても0.58に対して国が0.95と、二重行政が残っている他県よりも二重行政を解消したはずの大阪府のほうが成長率が低いということは、これは維新のうたい文句、看板倒れ、虚偽情報を流してた、本当に成長に効果があるのかというところが非常に疑わしいんですが、これはどう解釈すればよろしいんでしょうか。 松井:いや、だからそれはどういう基準で、その数字が表れてるんですか。
キャッチフレーズはいかさまでは
横田:大阪府の統計課に聞いて、「データでみる『大阪の成長戦略』」ということで、年平均の府のGDPと全国平均のGDPを2010年から2016年まで比較したデータだと。で、多少は大阪は成長してるんですが、ほかの全国平均、兵庫とか愛知のほかの県のデータも書いてあるんですが、ほかの県に比べて低いと。これはどう見ても二重行政を解消してる大阪のほうが成長率が高くないと、成長を止めるなという維新のキャッチフレーズはいかさまじゃないかと思うんですが。 松井:いや、基本的に比較対照する都道府県の状況、伸びしろがどうなってるのかというのもありますからね、成長の具合というのは。だからわれわれが考えてるのはやっぱり東京、大阪、名古屋なんですけど。で、よく言われるのは名古屋にGDPが抜かれていると言うけど、あれは研究開発費がGDPに算出されるという形で、試算方法が変わったからですからね。大阪のGDPが伸びているというのは、これは間違いないし、今、大阪の成長の試算というのは、ちょっと一度検証させてもらいます。どういう基準で数字が出てるのか。これは大阪府・市がそれぞればらばらよりは、確実に成長しているのは明らかですから。 横田:いや、過去に比べて成長してるのは間違いないと思うんですが、その数字が0.58%で非常に少なくて、47都道府県の平均よりも低いというのは、ほかのもっと過疎地域を含む都道府県もあるわけですから、愛知とかそういうところだけの平均じゃないわけですから、これは明らかに大阪の維新のバーチャル都構想の効果が出てないというふうにしか読み取れないんですが。 松井:いや、だから、それをちょっと1回、どういう基準で数字が表れたのかを1回ちょっと検証します。