東京都医師会が緊急会見 「GoTo一時中断を」(全文1)1日千人なら東京の医療は持たない
都医師会として国や都に提言は?
Monthlyミクス:「ミクス」の望月です。すいません、Go Toキャンペーン、Go To トラベルの件なんですけれども、なかなか政治の場では慎重な姿勢が非常に強いと思います。こういったところを東京都医としてどのように提言、提言とか国に対してですね、もしくは都に対してされるようなお考えがあるのか、日本医師会との連携も含めてお考えがありましたらお聞かせください。 尾崎:だから今の、西浦さんの4つの話をした上で、この4つの条件を1つ1つ、要するに、なんと言うか、つぶしていくというか、そこをどうやって予防につなげるかということを考えていくと、最後に残るのは、やはり移動を今、自由にさせているというところが一番ネックだというふうに、そういう考えに至るわけですから、そこをやはりどうにかしないとこの感染は収まらないのではないかというのが私の結論でもありますし、日本医師会もGo Toキャンペーンにはっきりしたエビデンスはないけども、でもそこがやはり問題ではないのかと思っているっていう発言を中川さんもしていますね。だからそういうことなんだと思いますけども。 ここにじゃあはっきりしたエビデンスを出しなさいと言われても、それは誰がやるべきかといったら、それはむしろ国がしっかりやるべきことで、例えば今、感染者が160人とか詳しい数は分かんないですけども、そういう話を国がされていますよね。でもあれは、例えば旅館に行ってお熱が出て、そして検査をしたらPCR陽性だったような人が、そこと濃厚接触者、いわゆるクラスター対策をした結果、あれだけの人数が出てきたというお話ですよね。 でも実際、コロナというのは例えば、何回も僕は言っていますが、発病する2~3日前から感染力があるわけですね。ですからそういう状態でよそにっていうか、行かれて、例えばですよ、飲食店とかでなんかしたときにもううつってる。だけどそのときは発病してないっていうと、そのまま帰ってくる人だってたくさんいるわけですよ。それからまったく最初から最後まで無症状の方でも、5%ぐらいは感染させているんじゃないかっていう報告がありますよね。だから基本的には発病前と無症状を含めたら、だいたい50%ぐらいはそういう感染がコロナの中で多いわけですから。 【書き起こし】東京都医師会が緊急会見 「GoTo一時中断を」 全文2に続く