「死」を意識した時の「メルカリ生前整理」という意外な選択肢
今住んでいる家の中には、使わないものがたくさん眠っているかもしれません。生活している時間が長ければ長いほど、モノはたまってしまうもの。また年齢が高くなると片付けをする気力が失われてしまいがちですが、一方では元気な内に片付けたいという思いもあるのは事実でしょう。そこでこの記事では、メルカリを使った生前整理について紹介していきます。ただ捨てるよりも、ずっといいことがありそうです。 【マンガ】メルカリで、利益がほとんどでない「300円出品」をする人の理由
動けるうちに片付けをしておきたい
人生100年時代と言われている中では、50代、60代はまだまだ現役です。70代になっても仕事や趣味など充実した毎日を過ごしている人はたくさんいます。一方で、自分の老いを感じる瞬間があるのも正直なところでしょう。人は必ず死を迎えるものですが、それを意識するタイミングがあるものです。その時に心配になることの1つが、モノの整理です。 子どもがいた場合、自分がこの世を去った後で迷惑をかけたくないという気持ちもあります。というのも、家の中の片付け(遺品整理)をするには想像以上のお金がかかるからです。広さや遺品の数などによって異なるものの、遺品整理の相場は約20万円と言われています。これだけの金額を片づけのために使うのはもったいないと思えてしまいます。 またモノの整理をするならば、自分の意志で処分をしたいという思いもあるようです。筆者の知人も親御さんと一緒に生前整理をしたのですが、その背景には親御さんが処分するものを決めて、ちゃんとモノとのお別れをしたいという気持ちがあったそうです。家の中には思い出の品もたくさんありますから、他の人に無感情で処分して欲しくないという思いがあるのでしょう。 さらに年齢が高くなってくると体力的な問題もあります。片付けは意外と体力を使うので、なかなか進まないという現実的な問題もあります。片付けが億劫となり、結局片付かないまま。だからこそ、ある程度体力があって体が動くうちに片付けをスタートさせてしまった方がよいと筆者は考えます。