最もワイルドなオフロードカーの1台 4気筒ガソリンエンジン搭載の新型「ジープ ラングラー ルビコン」の試乗レポート!
ジープ ラングラー ルビコンT-GDI(Jeep Wrangler Rubicon T-GDI): 購入可能なオフロード車の中で最もワイルドな車と考えられており、今回、再びガソリンエンジン搭載車が発売された。
次の目的地は?:我々はオフロードに車を走らせる。リフトキットやその他の改造を施していない量産車だ。通常であれば、恥ずかしい思いをし、レッカー車の出番となるような状況でも、「ジープ ラングラー ルビコン」なら簡単に乗り越えることができる。 3年前にテストしたプラグインハイブリッドはシステム出力が380馬力と強力だが、価格も高く、重量もかなりある。電気の力を借りない、ピュアなターボチャージャー付きガソリンエンジン2.0L T-GDIが再び利用できるようになったのは素晴らしいことだ。
決定的な地形上の優位性を持つルビコン
ガソリンエンジン搭載の「ルビコン」も、ロック可能なリジッドアクスルが2つ、切り離し可能なフロントスタビライザーなど「ルビコン」らしいフル装備を用意している日常的な運転にも推奨される4Hオートモードを使用している場合(純粋な後輪駆動の2Hでは、燃料節約効果は得られず、安全性は望めない)は、必要に応じて電子制御式マルチプレートクラッチが前輪駆動を作動させる。
これはSUVでは一般的に使用されている技術だが、ここでは手動でロックし、50:50の堅固なパワー配分を実現することができる。可動アクスルに加え、オフロード仕様の「ルビコン」の伝統的なハイライトは、他に類を見ない4.0:1のギア減速比であり、このギア比により、徒歩よりもはるかに遅い速度で、走行困難な場所を移動することができる。
アクスルのロックは絶大
四輪駆動車をオフロード走行にできるだけ適したものにするためのアプローチには、さまざまな考え方がある。アクスルロックや電子制御スリップコントロールが一般的でなかった時代にさかのぼる古典的な方法としては、前輪と後輪にねじれ剛性アクスルを使用するというものがある。これにより、足が浮くことなく、起伏の激しい地形でもシャシーを追随させることができる。その他の利点として、地上高が常に一定に保たれ、ホイールが地面に対して直角に接地するため、グリップが失われにくいという点が挙げられる。
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