「感染対策しつつ年末年始過ごして」大阪・吉村知事会見12月21日(全文2)
イノベーションが融合するようなまちづくりになる
ですのでここで新たな、民間と協力した新技術であったり、新たな技術革新であったり、そういったものが生まれる、まさに歴史的なものと新しいもの、イノベーションが融合するようなまちづくりになるというふうに思っています。ですので大学を中心に、この新駅、そしてこのMetroの土地であったり、大阪市のごみ焼却跡地であったり、河川エリア、府が管理してます河川エリア、この辺りが、歴史的な価値があるものと、新しい技術やそういったものが、ある意味、交わるような、イノベーションが生まれる、そんなまちづくりを目指していくということになると思います。 記者:分かりました。 司会:次にご質問。毎日放送さん。
この1年の府のコロナ対策をどう評価するか
記者:MBS、富永と申します。今年最後の定例会見ということで、ちょっと今年1年のコロナ対策について何点かお伺いできればと思っております。まずこの1年もいろいろ、コロナもありましたけど、で、大阪府もいろんな対策を打ってきたと思いますけども、現状、この1年の大阪府のコロナ対策について、知事としてはどういうふうに評価されてますでしょうか。 吉村:オミクロン株という新しい株が出てくる中で、できる限りの対策を尽くしてきたというふうに思っています。また、非常に感染者も増える、ただ一方で重症化率等も大きく下がるというような特徴も出てきてますので、いかにコロナと共存してこの社会生活をしていくのか、そこが重要になった1年だったというふうにも思います。 記者:ではその点で幾つかお伺いしたいんですけども、先ほど宿泊療養者施設も近々減っていくだろうという話もありましたけども、今年も、当初は若い世代を想定した大規模医療・療養センターといった大きな箱物とかもあったんですが、そこからオミクロン株に変わりまして、より高齢者対策重点でありますとか、例えば高齢者施設の往診強化とか、クラスター訓練といった、どっちかというと高齢者重視、ソフト面重視へと移行していったというような印象を受けるんですけども、そういった理解でよろしいでしょうか。 吉村:はい、そのとおりです。オミクロン株が、どう特徴が変わったかと申しますと、若い方、いろんな世代の方のコロナ肺炎がどんどん増えるという状況ではもうなくなりました。一方でもともとの病気を持たれてたり、介護度が高い方について、やはり感染すると厳しい状況になってしまう、そういった方が非常に多く増えるというようなことにも、そういう特徴のある株になりました。なので、とりわけ高齢者施設の対策、3日に1回の頻回検査をする、これ大阪府で、独自でやってますけれども、職員の皆さんは負担ですけども、お願いをして、高齢者施設にウイルスが入ってくるのをできるだけ防ぐようにする。全国で一番多い高齢者施設数が大阪にあるわけですから、できるだけウイルスが入りにくくするような、そういった対策にも力を入れる。また、施設には連携医療機関があるわけですから、コロナの初期治療ができるようにするというようなことを強化するというようなこともやってきました。