京都と東京での敗因「僕の力不足、それに尽きる」大阪・松井市長会見7月13日(全文2)
日本維新が全国政党目指すなら、大阪維新から切り離すべきか
時事通信:時事通信、岸本です。ちょっと関連してなんですけど、全国政党化の話で、おととい橋下徹さんがMBSさんの番組で、大阪維新と日本維新の国会議員団は分けたほうがすっきりするっておっしゃってて。日本維新が全国政党化を目指すのであれば、もともと国政に進出しようとしたのは大阪都構想を実現するためだったので、もう大阪維新とは切り離して自立してやったほうがいいと。大阪維新は大阪維新で、また国政進出したいんであれば独自の候補を立てて、もしかしたら政治闘争になるかもしれないけどっていうことをおっしゃってたんですが。この考え方は代表、いかがお考えですか。 松井:橋下さん、一民間人のコメンテーターですから何をおっしゃるのも自由だけども。この橋下さん引退後の7年間の間にやっぱり、例えば万博、それからG20、それからコロナ対策でのカクテル療法を広めるとか。これは僕と安倍総理、菅官房長官とのやりとりっていうのもあるけどね。でもそれは、そういう人間関係だけでそれが実現したというよりも、やっぱり国政維新の会のメンバーが、ある種いろんな形で自民党、与党の議員と折衝もしながらね。与党の議員って大阪の議員だけじゃないんで。力の持ってる議員は大阪の人じゃなくて、大阪以外のエリアで、例えば大臣だとか、それから大臣経験者だとか国会対策の幹部だとか。そういうところで上手に折衝しながらね。 中央政府、総理、官房長官と僕はやりとりしてるけども、やっぱりそこからのトップダウンだけでは、役所組織ですから、向こうも。それはやっぱりなかなか動かない部分もあります。財源の予算も関連してきますから。
代表選は8月中にすべきか
だからこの間、大阪のさまざまな取り組み、プラスになる取り組みについても、これは目立たないけど、維新の国会議員団は、なんて言うかな、維新の国会議員団は下働きですごく活動してくれてますのでね。だからその辺は橋下さんに見えないところだから。でも私人でコメンテーターだったら、そういうのはいいと思います。何を言われてもいいと思いますけども。僕は、そういうこともある中で、なんて言うかな、政党っちゅうのは掲げた政策を実現するための道具なんで。その道具の中で部品がばらばらになる必要はないと思ってます。 時事通信:すいません、代表選についてなんですけど、先日、代表を辞任される考えを表明されまして、あした早速、常任役員会ありますが、藤田幹事長も昨日、7月中に代表の辞任を認めて、8月中にはやりたいっていうことをおっしゃってましたが、代表もそういうお考え? 松井:もう早いほうがいいんじゃないの、決まっとるわけだから。 時事通信:早速あした、じゃあ辞任届みたいなのを出される? 松井:うん。あしたそれ、辞任を認めてもらうと。だから認めてもらって、次の代表が決まるまで代表を務めると。代表不在というのも変な話やから。そういうことになるんじゃないの。 時事通信:もう1点、最後にすいません。大阪市長選についてなんですけれども、代表、かねがね公開討論会みたいなのをされて維新内で予備選をやっていくっていう、おっしゃっていたんですが、そのスケジュール感といいますか、新しい代表選が終わったあとに、そういう予備選を行っていくお考えでしょうか。 松井:いや、だからこれは今の日本維新の会の代表も後継指名しませんし、市長の後継指名もしませんので。ただ、市長の後継、次のわれわれのチャレンジする候補予定者については、これは大阪維新の会で決めればいいと思います。だから予備選をやるにしても、そのルールを含めて吉村代表、横山幹事長のところで、執行部でしっかり公平なルール作って、来年の4月、チャレンジする人を選んでもらいたいと思います。でも今、別に選ぶ必要はないんでね。年内ぐらいに決まればいいんじゃないの。