宣言全面解除 安倍首相が会見(全文3)専門家として中間的評価ぜひ出したい
本格的な全体の検証は収束後に
安倍:本格的な検証については、これはもちろん、ある程度、収束したらということを申し上げたんですが、ただ、もちろん第2波、第3波に備えて、これは医療提供体制と検査体制ということをしっかりと今やっているところでありますが、医療提供体制については、われわれ今、相当、ある意味においては余裕を持つ状況になっている。ただ、ここで、今後、ECMOに必要な台数だけではなくて人員を確保していくということ等々についても、しっかりときっちりと把握をしていきたいと思います。十分に、全国において、都道府県との関係において、把握できていたのかという課題もありますから、そういうこともしっかりと対応していきたい。これは終わってから検証するのではなくて、今まさにやっているところでありますし、PCRもそうであります。ただ、本格的な全体の検証というのは、これは収束したあと検証していきたいと思っています。
収束した時点でしっかりとした検証が必要
尾身:検証に関してですけども、私、専門家の立場としては、これが、今、総理がおっしゃったように、最終的に収束した時点でしっかりとした検証が必要だと思います。同時に、今日、全国の緊急事態宣言が解除されたわけですよね。この時期に、私は最終的な評価とは別に中間点としての評価はぜひすべきだというふうに思ってます。それでも、これは専門家としての立場としては、今回の感染症対策が、どこが良かったのか、どこが改善すべきかというのは、できるだけ中間地点の、少し、今回こういうことにみんなの努力でなったので、やるべきで、それと、そういう日本の感染症全体の取り組みについての評価と、私ども専門家としては、われわれ専門家自身の在り方、どこが良かったのか、あるいはどこが改善すべきかということも含めて近々、われわれ専門家としての中間的な評価はぜひ出してみたいと思っております。出すべきだと思っております。 司会:ありがとうございました。それじゃあ次の方。 安倍:前の方、よろしいですか、今ので。 江川:でも政府全体としては中間検証はやらないということですよね。 安倍:いわゆる中間検証というのは、今考えていません。終わってからちゃんとやりますけども。ただ、それが今、何も検証していないというのではなくて、先ほど申し上げましたように、医療提供体制においては検証しながら、また、PCRの体制についてもしっかりと検証しながら前に進んでいるということでありますし、また、給付についても、どこに課題があるかということについてはもちろん検証しながらやっておりますが、全体の政治判断も含めて、検証ということについては、これは収束した段階で検証していきたいと思っています。 司会:じゃあ次の問いに進みます。ご希望の方。じゃあ西垣さん。 【書き起こし】宣言全面解除 安倍首相が会見 全文4に続く