宣言全面解除 安倍首相が会見(全文3)専門家として中間的評価ぜひ出したい
IT化は十分進んでいない
ただ、今ご指摘があったように、IT化等々について十分に進んでいない点があることは、これは率直に認めなければならないと思います。マイナンバーカードの活用において、例えばマイナンバーカードと銀行口座がすでに結び付いていれば、これはかなりスピード感を持って対応することができたんだろうと、こう思います。その点についても反省すべき点は多々もちろんございますが、今回、その中においても地方公共団体の皆さんは相当頑張っていただいていると思います。 また、雇調金の問題につきましても、検証ということについてはわれわれも、なかなか時間が掛かってるじゃないかというご批判をいただくたびに、現場の状況はどうなってるんだということを常にわれわれもやりとりをしているわけでございます。ただ、もちろん現場も一生懸命、急にこうした危機の中で、給付の対象が相当大きなものになるという中で頑張ってもらってるということについては私も感謝をしているんですが、ただ、今までの審査のやり方の中でやっていくと時間が掛かってるというのは事実でございまして、こういうときには思い切って発想を変えるということもとても大切なんだろうと思います。いわば、みんながこれを、政府全体、窓口に至るまで発想を変えていくということについて、私たちはどうだったかということは真剣に反省しなければならないんだろうと、こう申し上げなければならないと思います。 ただ、例えば先ほど申し上げました持続化給付金におきましては、相当スピード感を持って対応しておりまして、この2週間余りで45万を超える中小企業、小規模事業者の皆さまに6000億円を超えるという、今までのスピード感では相当速くやっておりますが、ただ、こういう状況の中ではまだまだだということは感じておられる皆さまがおられることは、これはわれわれも認めなければならないと思いますので、これからも全力を尽くしていかなければならないと思っています。 また、PCRの問題につきましても、さまざまな課題や問題も、われわれも明らかになってきたと思っておりますので、今度はPCRセンター、100近いPCRセンターを設置して、今までよりも相当能力を上げていきたいと、こう思っております。あと、尾身先生。 江川:検証。