宣言全面解除 安倍首相が会見(全文3)専門家として中間的評価ぜひ出したい
災害避難所の感染症対策どう考えているか
中国新聞:中国新聞の下久保です。よろしくお願いします。総理にお伺いしたいのは、災害避難所のことについてです。梅雨が近づいていますが、やはり関心というか心配なのは、災害避難所での感染症対策です。政府は昨年、命を守る行動、早めの避難を呼び掛けられましたが、今回もそれは必要だと思いますが、災害避難所でどのように感染を防いでいきますか。また、クラスターが発生した場合は大きな事態となりますが、この点について対策はどのようにお考えかお聞かせください。 安倍:これから本格的な台風シーズン、あるいは集中豪雨が来襲してくる、そういう時期に当たるわけでありまして、国民の皆さまには新型コロナウイルス感染症が完全に収束していない中にあっても、災害時に危険な場所にいる場合には避難所に避難するよう心掛けていただきたいと思います。その際、3つの密を回避するなど、感染拡大の防止にわれわれも十分に対応していかなければならないと考えています。 そこで、政府においては従来の対策に加えまして、ホテルや旅館等の積極的な活用も含めまして、可能な限り多くの避難所を開設していく。また、マスクやパーテーションの備蓄など、必要な対策を講じていただくように地方自治体に要請をしているところでありますが、加えて、政府としても災害発生時には感染防止対策として、今申し上げたマスクやパーテーションをはじめ、必要な物資をプッシュ型で、これまで以上に迅速に支援していくことができるように準備に万全を期してまいる考えであります。繰り返しになりますが、そういう中にあっても、まずは、災害発生時には避難所にまず避難をしていただくように心掛けていただきたいと、こう思っております。現在、こういう状況の中でこうした災害が発生した場合に備えて、武田担当大臣を中心に内閣府防災で今しっかりと万全を期しているところであります。 司会:それでは次の方。じゃあ江川さん。