知事と大阪・堺両市長の“トリプル選”「投票率アップするのに」大阪・松井市長会見12月5日(全文2完)
堺市長・府知事・大阪市長のトリプル選をどう思うか
記者:読売テレビの岡村です。ちょっと先日も一度お伺いしているんですけれども、今週の土曜日に堺市の、いわゆるトリプル選挙も含めた選管の判断が出るというところで、先日、堺市のいわゆる選管の臨時会の中で、結論は出なかったんですけど、10日に出すというところと、委員の話の中ではやっぱり投票率とか目に見えて出てくるメリット以外のデメリットがやっぱりちょっと気になるっておっしゃってた委員もいらっしゃって、結論が12月10日にどういう形で出るか、最終判断されるわけなんですけど、あらためて堺市長選挙、府知事選、市長選も含めて、議会選挙も含めて、同一日になるか、ならないかっていうところなんですけど、あらためて松井さんからのお考えを教えていただけますか。 松井:世の中、どんなことにでもメリットとデメリットはあると思うんですよ。でもそのどちらがより住民の皆さん、今回の件で言うと、有権者の皆さんのメリットが大きいかって考えれば、彼らの言うデメリットっていうのは、選管職員ならびに選挙の事務をやっている人たち側の少し仕事忙しくなるという、そういうデメリットなんじゃないの。選挙管理委員会というのは、有権者の側のメリットをしっかり受け止めるべきやと思います。 だから僕はもう10日の日は、これもう間違いなく、選管というのは絶えず投票率を上げましょうということで、広報の活動をしたり啓発しているわけで、もう目の前に投票率が間違いなくアップする、そういう選挙のやり方、手段があるのに、それを選挙を管理する側の事務の立場で否定するっていうのは、これはもう党利党略、個利個略でしかありません。
党利党略、個利個略でしかない
もうはっきり言うけど、もうあれ自民党の議員出身と民主党の議員出身と公明党議員出身じゃない、選管の委員って。議員経験者じゃない。だから議員経験者で、その人たち、みんな投票率を上げよう、上げようって選挙のときに言ってて、で、今、上げられる、もう手段が出来上がったのに、前回まではやっぱり適合する法律がなかって、一致できませんでした。これは法律を見直してできるのに、それをやらないというのは、これは党利党略以外ないんじゃないの。この辺、今まで民主主義の根幹だ、どうだこうだって言っていたのに、読売テレビぐらいしか取り上げへんけど、朝日新聞とか毎日新聞とか、もうこんなおかしなことを選挙管理をする事務員側に配慮したような結果というのは、事務の皆さんも1回で済んだほうが絶対いいと思っているから。 これはまさに、党利党略、個利個略でしかありません。はっきり言うけど、あの選管の委員さんは皆さん市会議員ですよ、経験している、元。維新推薦の人だけが民間人。このこともどこも伝えないけど、もうぜひこのことを伝えてもらいたいと思うね。結局、これを否定するっていうのは、自民党が有利になるとか、立憲が不利になるとか、そういうことですよ。 だから何度も言っているように、投票率が上がれば維新が有利とか、そんなことになるとは限りません。だからもうぜひああいうくだらない、まさに市会議員経験者の本当にくだらない、あれこそ天下りですよ、それやったらもう、選挙管理委員の資格なんてないですね。ぜひそれをもう大々的にチェックする役割はメディアですから、これをもうしっかりやってもらいたいと思います。 記者:あとすみません、もう1点だけ。今おっしゃったところの中で、デメリットの中に有権者側のデメリットもあるんじゃないかっておっしゃる委員の方もいて。 松井:何があるの。 記者:その委員の方、4人のうちの、とある委員の方の話でいくと。 松井:実名で言ってよ、そんなやつは。 記者:とある方の委員でいうと、投票をする、要は対象の数が多い中で、必ずしもまっとうな判断ができなくなるんじゃないかっていう懸念をされている委員の方もいらっしゃって、いろんな選挙に1つずつ投票するに当たって、特定の政党なり会派なのかちょっと分かんないですけど、のが正しい判断ができないまま入れてしまうんじゃないかっていうことをおっしゃっている方もいるんですけど、その辺りは。