【ブエルタ・ア・エスパーニャ2024 レースレポート:第14ステージ】山岳区間でスプリント勝負…グローブスがファンアールトを制して大会通算6勝目
第79回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月31日、ビリャフランカ・デル・ビエルソからビリャブリノまでの今大会最長距離となる200.4kmで第14ステージが行われ、カーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)がワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)を僅差で制して、第2ステージに続く今大会2勝目、大会通算6勝目を挙げた。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第14ステージ|Cycle*2024
この日は山岳賞ポイントが2つある中級山岳ステージだったが、総合成績の上位選手はスプリント勝負を展開した第1集団の中でゴール。首位ベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)がその座を守った。リーダージャージのマイヨ・ロホを着用するのはこれで9日間となった。4度目の総合優勝を目指すプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は1分21秒遅れの総合2位にピタリとつけ、翌日に行われる第2週の最後の難関で逆転を期すことになった。
カテゴリー3級と1級の峠があるシンプルなステージだったが、獲得標高は2883m。総合優勝や表彰台を目指す有力選手が動くのか? ロングアタックを得意とする選手たちがステージ優勝のために激しい戦いに持ち込むのか? このステージはあらゆる可能性があったが、翌日に悪魔の激坂クイトゥ・ネグルが待つだけに、多くの選手が体力を温存した。スプリンターたちがカテゴリー1級山岳のプエルト・デ・レイタリエゴスを生き延びて、フィニッシュのビリャブリノでスプリント優勝を争うことになった。
この日も逃げが決まった。その戦いはスタートから始まったが、約50km、1時間を費やして先頭に躍り出た選手は、イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ)、エクアドルチャンピオンジャージを着たジョナタン・ナルバエス(イネオス・グレナディアーズ)、クサンドロ・ムーリッセ(アルペシン・ドゥクーニンク)、マルコ・フリーゴ(イスラエル・プレミアテック)、ヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)、アロルド・テハダ(アスタナ・カザクスタン)の6人だった。
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