日本の花嫁を知り尽くした国内ドレスデザイナーの魅力【Part1】
こだわりのある花嫁に支持されるのが、ドメスティックドレスデザイナー。日本人女性の体型を熟知し、国内のウエディング・スタイルをも加味しながらデザインされるドレスの数々は、一生に一度の結婚式にふさわしく上質で洗練され、何年経っても色あせない魅力にあふれています。この特集では中でも特に人気の高いデザイナーを3回に分けて紹介します。
YUMI KATSURA
YUMI KATSURA ●桂由美 1964年、日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動開始。翌年、日本初のブライダル専門店をオープン。日本のブライダルファッションの第一人者として業界を牽引し、パリやNYなど世界各国30以上の都市でショーを行う。1993年に外務大臣表彰、2019年には文化庁長官表彰を受賞。2024年4月に逝去。花嫁、ドレス、そしてブライダルファッション全体に対する大きな愛と絶え間ない情熱はブランドのスタッフ全員に受け継がれ、多くのドレスデザイナーが影響を受けています。
膝上からスカートが広がる“ユミライン”は世界でも絶賛
きものの“お引きずり”から着想を得たという“ユミライン”。1981年にニューヨークコレクションで発表した当時から多くのバイヤーに注目されました。写真のドレスはユミラインのスカートの中にフリルと巻きバラが施されており、バックスタイルも華やか。 ドレス レンタル商品(ユミカツラ オートクチュール フォー レンタル/桂由美ブライダルハウス 東京本店5階 tel.03-3403-7659)
EMARIE
EMA RIE⚫︎エマ理永 武蔵野美術短期大学でテキスタイルを専攻後渡米、ウィリアム・レイニー・ハーパー・カレッジのファッションデザイン科にて修習。1988年に自身のブランドを設立し、アートマインドとサイエンスマインドを駆使するドレス作りに定評があり、サイエンティスト、数学者とのコラボレーションによるコレクションも多数。独特の美意識を感じさせるドレスデザインと、ひとりひとりを美しくするためのこまやかなフィッティングで、こだわりのある花嫁に人気です。