アルファ ロメオのSUV「ジュニア」が世界をざわつかせる。日本での発売が待ち遠しい!
ここを走らせるということは、新型ジュニアでアルファ ロメオの自信作という意味なのだろう。
「ジュニア」の3つの魅力
アルファ ロメオ・プロダクト総責任者のダニエル・グッザファーメ氏(Daniel Tiago Guzzafame)によると、新型「ジュニア」には3つの注目ポイントがあるという。
魅力1パワートレインの選択肢が多い 「ジュニア」は4つのパワートレインから選択可能。54kWhのバッテリーを搭載し、156hp、260Nm、1回の充電での走行可能距離は410km(WLTCモード)となる電気自動車(BEV)「エレットリカ」と、280hp、345Nmにパワーアップしたエレットリカの高性能版「エレットリカ ヴェローチェ」。 そして3気筒1.2リッターVGTガソリンエンジン+21KWのモーターを搭載するハイブリッドモデル「イブリダ」に、イブリダの4輪駆動モデル「イブリダ Q4」だ。
まずは欧州で「エレットリカ」を発売し、「エレットリカ ヴェローチェ」、最後に「イブリダQ4」。26か国で販売し、日本には2025年半ばごろ導入予定。
魅力2スポーティでコンパクトなイタリアンデザイン そういえばこのところ、アルファロメオは「トナーレ」や「ステルヴィオ」など、少し大きめサイズのスポーティなSUVが続き、私が思っているアルファロメオのイメージとは少し違うと感じていた。 幅広い年齢層の人が使いやすいパッケージで登場した「ジュニア」はそれだけでアルファ ロメオ感がある。カテゴリーは“コンパクトSUV”と謳う新型ジュニアだがハッチバック風で、見るからに元気が良さそうな佇まいだ。 デザインや企画などはすべてイタリアで行われ、バロッコのテストコースで開発されたという。デザインはアルファ ロメオのデザインチーム「アルファ ロメオ チェントロスティーレ」が手掛け、何と言ってもユニークなのは盾形の大型のモチーフ。
アルファ ロメオには代々、フロントグリルに大型の盾型モチーフが掲げられるのだが、その中にアルファ ロメオのエンブレムとなっているミラノの市章である赤い十字とミラノを支配していたヴィスコンティ家の紋章、人を飲み込む大蛇がすかし絵のように入る。 最近はどのメーカー、ブランドでもグリルやエンブレムが大型化しているが、このスタイルは新鮮だ。と思ったら、メルセデスベンツの最上級「メルセデス マイバッハ」の限定モデル「メルセデス マイバッハ S580 ナイトエディション」のホイールにマイバッハのエンブレムがすかし絵スタイルで採用されていたので、もしかしたら今後トレンドになるのかもしれない。