新教育長に「やってほしいのは高校入試廃止」名古屋・河村市長会見7月4日(全文2完)
名古屋市の河村たかし市長は4日午前、定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「名古屋・河村たかし市長が定例会見(2022年7月4日)」に対応しております。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2022年7月4日) ◇ ◇
坪田氏が教育長になった場合に期待することは
朝日新聞:市長、ありがとうございました。幹事社質問を3点させていただきます。教育長に坪田氏を充てる人事案が本日、議会に諮られる予定ですけれども、同意となった場合に実現を期待する施策ですとか役割ですとか、そういったご所感をお聞かせください。 河村:電話では何遍もということで、相当前にも、スクールカウンセラーを名古屋が導入していくときにも、この坪田さんは文科省の課長だったんでね、担当の。だで何遍も電話しております。だで、もともと知り合いというか、その畑の専門家の方でございまして信頼はしております。 それからやってほしいことは、本当にやってほしいのはやっぱり高校入試廃止だね。ものすごい強い政治力いうか、行政力といいますか、メッセージが要りますね。本当にやっぱりいかんと思いますよ、もうこんなことをやっとったら。先進国で日本だけでしょう、高校入試なんてあるの。一応点数なんかも参考にしてアメリカなんかやっとるようですけど、日本のように内申点をがりがりに課してやっていくと、ほんで子供にラベリングすると。 調べてみますと、なんで高校入試があるのかという理由の中の大きいのは、やっぱり戦後は教室がなかったらしいじゃないですか、数が。だから振り落とす必要があったと、そもそも。今もう全入ですから、その必要はまったくありません。
好きなことをやらせるということ
それと、いまいましい話ですけど、いわゆる日本社会のエリート意識と。こういうのがあって、早い段階で、有名高校を出てと、そういうのをみんなでたたえると。らしいですよ。 そんな時代はあかんっちゅうの。子供さんが自分の好きなことをやって、みんなで応援してやる。そのほうが実は成績が上がるというのは、今もうほとんど証明されてますわね。アメリカ、PBLというんですけど、オランダなんかはイエナっていうのが有名ですけど。Project Based Learning。みんなで目標を定めて、織田信長みんなで勉強しよういうて、みんなでいろいろ探査に行って、なんで殺されたと、なんで比叡山焼き打ちしたって、あれをみんなで考えていくと。ほうが、成績が上がるというのを、今、東区の矢田小学校と山吹小学校、それをやっていこうという、われこそはという志士が10人ぐらいおりまして、教員の中で、校長さんもいますけど。それで始まってますので、それをさらに進めてほしいと、新教育長にはね。選ばれたらね。ぜひ。 今の段階でも、文科省はぜひ聞いていただきたいけど、名古屋が断トツトップだと、そういう教育の考え方ね。子供さんが好きなことをやらせるということです。アクティブラーニング、アクティブラーニングっていいますけど、アクティブラーニングという名の強制教育やってますので。それの全て淵源があるのがやっぱり高校入試です。あれはかわいそう過ぎる。何遍も言ってますけど、国連は4回も勧告してますから、日本の教育界に。あんまり、かわいそうだと、子供さんが。 この間NHKが、学校の先生が忙しいってやってましたわ。もっと忙しい人おるんですよ、実は。これ誰かいうと、子供さん自身ですわ。子供さん自身がめちゃめちゃ忙しいんですよ、日本。2つも学校いかないかん、昼間と夜と。うちへ帰りゃまたお母ちゃんが、ちゃんと復習して、ええかいって言われるんでしょう。そういうところを、ぜひ大チャレンジを。名古屋は減税のおかげで税収が非常にええですから、これは。子供を1人も死なせないプラス、今みたいな、どう言うかな、将棋の藤井くんみたいな人がいろんな科学分野に出てくると。スペシャリティを持った。名古屋の卒業生の作ったラーメンはどえりゃあうめえないって。とかいうやつですわ。