「アイドル記者」がまさかの「系列またぎ」、世界最高峰の舞台で伝えたいことは…清司麗菜の#skatelife
私はまだフリップもできないし、レールで滑れるのはわずかな距離。だけど、スケートボードに乗って、練習して、いろんな人のライディングを見てきたからこそ伝えられることがある。だから、自分の言葉でトップスケーターたちの戦いを伝えられたらいいなって思う。
SLS TOKYOには豪華な顔ぶれがそろった。これだけのトップスケーターが1か所に集まってスケボーをする、というだけで大ニュースだ。今回は日本人選手について紹介したい。
とんでもなくレベルが高い日本女子
女子に出場するのは日本人だと、東京五輪金メダリストの西谷椛(もみじ)選手、2023年世界女王の織田夢海(ゆめか)選手、東京五輪銅メダルでパリ五輪代表の中山楓奈(ふうな)選手、パリ五輪で優勝して一躍ヒロインになった吉沢恋(ここ)選手、同じく銀メダルの赤間凛音(りず)選手。それに東京とパリの五輪2大会連続メダリスト、ライッサ・レアウ選手(ブラジル)、SLSシドニーを制したクロエ・コベル選手(オーストラリア)らが参加する。
しかも、予選では、吉沢、ライッサ、中山、赤間選手が同組。それに加えて2023年のXゲームズ・カリフォルニア大会のベストトリックで優勝しているマライア・デュラン選手(アメリカ)も加わって、上位3人しか決勝に行けない。本当に厳しい戦いになった。
ここ最近、女子の選手にお会いする機会が多かった。松原市の大会では、西矢選手とあいさつさせてもらって、緊張していた私に笑顔で対応してくださった。デモンストレーションでは、「Kグラインド・ノーリーヒールフリップアウト」を成功。撮った動画を私がインスタにアップしたら、西矢選手が反応してくれてうれしかったなぁ。完全に「ファン」の心境になった。
赤間選手とは、新潟市のイベントで一緒になった。普段、試合中に感情を表に出すことがなくて、淡々とトリックを決めまくる印象があったから、実際にお会いした時にはそのギャップにびっくり。ほかのスケーターの滑りを撮影したり、トリックが決まると笑顔で喜んだりしていて、印象が真逆だったからだ。それだけに、試合にかける集中力のすごさを感じた。