「アイドル記者」がまさかの「系列またぎ」、世界最高峰の舞台で伝えたいことは…清司麗菜の#skatelife
中山選手も10月のSLSシドニー大会では、「ヒールフリップフロントサイドKグラインド」を決めて3位に食い込んだ。この滑りはやばかった。
もちろん、吉沢選手も織田選手も実力は折り紙付きだし、誰が優勝するかは「当日の調子次第」なんじゃないかなって思う。それだけ、日本人のレベルはとんでもなく高い。
堀米雄斗が凱旋
男子はなんといっても、堀米雄斗選手が日本に帰ってくる! これが最大の話題じゃないかな。パリ五輪で見せた「ノーリーバックサイド270テールブラントスライド」は言葉を失うほどすごかった。そんな彼が、地元の東京・江東区での世界大会で帰ってくる。それも昨年のチャンピオンだから、連覇をかけて。これ以上ないステージだ。
白井空良(そら)選手も絶好調だ。今年9月のXゲームズ千葉大会で優勝、10月のSLSシドニー大会でもチャンピオンになった。波に乗っている白井選手がどんな戦いを見せるのかが見どころだ。ライバルと言われながらも堀米選手の陰に隠れることが多かった白井選手が、表彰台の真ん中に立つ可能性は十分にあると思う。
それから、根附(ねつけ)海龍(かいり)選手も見逃せない。パリ五輪の出場権にはわずかに届かなかったが、8月に行われたシングルトリックに特化したSLS APEX3で優勝。9月のXゲームズ千葉大会では2位と、実力を結果で示している。私が注目しているのは、ランだ。時間内にどんどん細かくトリックを入れるので得点をぐんと伸ばしてくるんじゃないかな。
昨年のSLS TOKYOでナイジャ・ヒューストン選手(アメリカ)を抑えて2位になった池田大暉選手。実は、2023年に私が初めてスケボーでテレビの仕事をいただいたときに同じ番組に出演していた。そこから注目していたんだけれど、その年のSLS TOKYOで準優勝して、あっという間にトップスケーターの仲間入り。まだ18歳で伸び盛りでもある。ワクワクさせてくれるスケーターだ。