小池都知事が定例会見1月7日(全文)横田基地周辺住民への感染拡大を懸念
少しでも体調に異変を感じたときは外出を控える
それからオミクロン株というのはまだまだ解明されていないというか、まだ不明な点が多いわけでありますけれども、基本的な感染防止対策の徹底は重要であるということには変わりがありません。カレンダー的に申し上げると、あしたから3連休であります。そして、成人式もあります。そのあと来週の15、16が大学入学共通テストということになります。まさに受験生にとってはここが大勝負というところになってくるわけであります。 こういう、カレンダー的な、お1人お1人にとって大変重要な時期だとは思いますけれども、基本的にはマスクの正しい着用や、手洗い、消毒、3密回避、それから寒くても換気ということをお願いする。そしてまた、少しでも体調に異変を感じたときは外出を控える、人との接触をやめるということで、その代わりすぐに受診や検査をしていただくということを徹底していただきたいと思います。感染しない、させないための行動というのは自分自身だけではありません。ご家族や大切な人、そして社会を守ることにつながるということで、引き続きのご協力のほど、よろしくお願いを申し上げます。よって、具体策につきましてはこのあといろいろと手続きがございますので、それを経た上で皆さま方にお伝えすることになります。 次にお伝えするのが献血についてでありますけれども、ずっとコロナが続いてまいりまして、この献血というのは忘れられがちであると、時々皆さま方も報道されているかと思いますけれども、この献血に対しての呼び掛け。ちょうど1月から2月のこの時期というのは、「はたちの献血」キャンペーンが全国的に行われる時期であります。都では成人式でのリーフレット配布や、学校でのポスターの掲示など、二十歳の方を中心にしまして、広く都民の皆さんに献血へのご協力を呼びかけているところであります。
献血者数はコロナ前の水準に戻っていない
先ほど申し上げたように、コロナの影響で企業とか学校での出張献血をやっておりますよね。これらは中止されることが多かった。その結果、昨年度に引き続いて献血者の数っていうのは、コロナ前の水準にまではまだ戻っていないという状況です。一方で、医療機関での血液製剤のニーズは高いわけで、このままの状態が続きますと、安定的に供給ができなくなる恐れもございます。献血によって作られる血液製剤というのは医療に不可欠なものでありますことから、ぜひとも都民の皆さまのご理解、ご協力お願いしたいと思います。 実際の献血ですけれども、都内で12カ所の献血ルーム、そして献血バス、移動するバスですね。それから出張献血会場などを設けておりますので、そちらのほうでお受けいただければと存じます。昨年の12月に新宿駅の東口に日本最大級のベッド数を整備した献血ルームがオープンいたしておりますので、駅から歩いて3分。交通の便もよろしいですし、室内は緑を基調にしたデザインとなっておりまして、どなたにも快適にご利用いただける雰囲気となっております。 実際、採血事業は日本赤十字社が行われるわけで、ご覧のような感染対策を徹底して行います。密を避けるために事前予約などもして、ぜひご協力をお願いしたい。病気、けがで輸血を必要とする方、多くいらっしゃいますので、ぜひとも必要な方に確実に血液を届ける、大切な命を救う。そのためにもぜひこの機会に1人でも多くの方に献血にご協力をいただきたい。1月から2月にかけての「はたちの献血」キャンペーン。二十歳だけではありません。どうぞ、多くの皆さま方のご協力をよろしくお願い申し上げます。 このあと、またあらためて会見開きますので、まずはどうぞ。