小池都知事が定例会見1月7日(全文)横田基地周辺住民への感染拡大を懸念
東京都の小池百合子知事は7日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年1月7日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年1月7日) ◇ ◇
自動車運転時は冬用タイヤかチェーン装着を
小池:まずは皆さん、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。記者会見場の都合で、当面こちらが会場になります。どうぞよろしくお願いいたします。 朝日新聞:ではただ今から定例会見を始めさせていただきます。知事のほうからご発言、よろしくお願いいたします。 小池:それでは冒頭、大雪についてのお伝えであります。ご報告です。きのうの夕方から東京23区で4年ぶりになります大雪警報が発表されまして、都心も真っ白に景色が変わったわけであります。10センチの積雪となったわけです。その影響で公共交通機関が遅延をしたり、また運休、道路の通行止め、そしてまた路面の凍結による歩行者の方が転倒されたり、また自転車のスリップなども発生したところであります。 東京消防庁によりますと、この雪の影響で約200名が搬送されたと聞いております。降り積もった雪で路面が凍結しまして、滑りやすくなっています。どうぞ引き続き都民の皆さま方には、まだ溶けきっていないと思いますので、外出する際はどうぞ足元に十分注意をしていただく。また自動車を運転する場合には必ず冬用のタイヤ、またチェーンを装着するようにお願い申し上げます。なお、首都高など一部の路線では通行止めが続いております。こうした道路には、安全が確認された箇所から速やかに運行できるように取り組んでもらいたい、このように考えております。
新たなフェーズに入った
それで、次にコロナでありますけれども、きのうの新規感染者数、641名という大変大きな数字になりました。7日間平均の対前週比が447.6%。ちなみに、きのうの1週間前、12月30日ですけれども、陽性者が64名でしたから、ちょうどきのうは10倍に一気に跳ね上がったという状況であります。まさしく、かつてないスピードでの増加ということは皆さんも非常に驚きとともに感じられたと思います。 また、オミクロン株による市中感染も急激に増加をいたしております。きのうのモニタリング会議でお伝えいたしましたように直近の7日間、すなわち12月30日から1月5日でありますけれども、L452Rの陰性率、平べったく言うとオミクロン株疑いということになりますが、この割合が一気に59.9%と、約6割となっております。専門家の先生方から、このまま推移しますと、経験してきたアルファ株やデルタ株よりも、より速いスピードで置き換わりが進んで、感染のこれが主体となるということをおっしゃっておられました。 またコロナとの闘いでありますが、きのう申し上げましたように、新たなフェーズに入ったという認識を持って進めていかなければならない。強い危機感を都としても持っていきたいと、これがまずベースであります。 きのう、岸田総理の、お時間いただいて面会をいたしまして、オミクロン株の特性を踏まえた今後の対応方針を明らかにするということや、またワクチン、経口薬、中和抗体薬、これらの早期、そしてまた重点的な確保などについて要望をさせていただきました。 都はすでにオミクロン株の特別対応という形で、もうすでに皆さま方にお伝えしている対応策ということを考えているわけであります。先手先手で、総合的な保健医療提供体制の強化などに取り組んできたわけでありますが、この急速な拡大の状況を踏まえまして、今後のさらなる体制強化、対策、それは今日のこのあとにあらためてお示しいたしますので、そのときに具体策についてはお伝えすることになります。 それから今後ですけれども、今日の何時だったっけ。1都3県の知事でテレビ会議を、夕方18時半からということで、1都3県の知事でテレビ会議を実施しまして、各都県の最新状況について情報共有したり、また意見交換を行う予定にいたしております。引き続き各県とも緊密に連携をしていきたいと考えております。