小池都知事が記者会見8月7日(全文1)都内に新型コロナ専用病院を確保
4つのテーマで6つのプロジェクトを選定
期間は今月から11月までの4カ月間。そして取り組みのテーマは新型コロナの拡大防止対策。ここに重きを置いて3密の回避、それから混雑の回避、それから交通上の混雑やバリアフリー移動支援、防災情報、この4つのテーマで、6つのプロジェクトを選定いたしたところであります。 3密の回避・混雑回避でありますけれども、まさにこれ、今必要とされるデータになるかと思いますが、社会構造の変革を加速して、今、新しい日常の定着を図っていこうという、そういう時期にあって、2つのプロジェクトを選定いたしております。1つ目が同じエリア内で、オフィス内、それからオフィスが入っているビル、そしてそのビルの周辺というスケールが異なります3つのデータから、混雑状況や接触履歴を見える化するというプロジェクトとなっております。見える化を図ることによって混雑の原因、そしてその回避策ですね。これを特定していこうというものであります。これによって人と人との距離の確保、そして時差出勤やテレワークのさらなる推進を進めていかなければならない、従業員などの皆さんの意識や行動の変革を促す取り組みとなります。 2つ目は商店街にこのカメラが設置してありますね。こちらを活用して商店街の混雑状況を見える化する。それから人の動きと消費動向の関連性を確認するというプロジェクトになっております。これによって、例えば商店街に買い物にいらした。混雑時にサイネージを通して密を避けるメッセージが受け取れる、そして快適にお買い物ができる、飲食店を利用できるなどなど、感染防止という観点と経済活動との両立を図る、そのための支援策がこれによってできていくという、そのような考えであります。
上野動物園の新パンダ舎、9月8日から一般公開
こうした取り組みを通じて、ウィズコロナの、そしてその先、アフターコロナの時代を見据えたデータの利活用を推し進めるというものでありまして、誰もが快適な生活を送ることができるスマート東京へと進化させる、そのツールでございます。戦略政策情報推進本部が担当しておりますので、詳しくはそちらにお尋ねをいただきたい。 3つ目は、まったく、がらっと違う内容になります。パンダです。恩賜上野動物園のジャイアントパンダに新しい施設ができます。この上野の動物園の西園になりますけれども、新しい飼育施設で、名前がパンダのもり。こちらが完成をいたしまして、9月8日、来月になりますが、一般公開は9月の8日からになります。この施設ですが、今のパンダ舎と比べますと、屋内そして屋外ともに広い面積が確保されておりまして、パンダの生活に配慮したものとなっております。ジャイアントパンダのふるさとは中国の四川省になっておりますが、その四川省をモデルにしまして、木、そして岩、水場など、ちょっと起伏に富んだ緑豊かな環境を再現しておりまして、パンダ本来の行動を引き出す、そして来園者も楽しめる、そのような工夫を凝らしたものとなっております。 新たなパンダ舎にはリーリーとシンシンが移動、お引っ越しをします。移動の準備のためにリーリー、シンシンは8月18日から9月の7日まで非公開となりますが、この点はお引っ越しに備えての準備ということでご了解いただきたい、ご了承ください。それからシャンシャンのほうですけれども、こちらは引き続き今のパンダ舎で見ることができる、展示がされます。 上野動物園が今どうなっているかということなんですが、今は入園の事前予約を実施しております。これはもちろん1日当たりの入園者数を制限するということから出ている、コロナ対策として徹底していこうということでもありますので、ご来園の際にはまず予約をするということが、まず1つ。それから東京版の新型コロナ見守りサービスというのが、これも何度もお伝えしております。こちらへの登録をぜひお願いしたい。都立の施設はこの見守りサービスを徹底してやっておりますので、上野動物園、都立施設であります。ぜひ見守りサービスをお使いいただきたい。3つの密が生じない新しい動物園の楽しみ方で、より多くの方に自然環境の保全、そして野生動物の保護への理解を深めていただきたいということであります。私のほうからは以上です。どうぞ。