東京都「コロナ専門病院」2か所開設へ 9月以降、約200病床確保
東京都の小池百合子知事は7日、記者会見し、新型コロナウイルス患者を専門に受け入れるコロナの専門病院・専門病床を2か所開設すると発表した。1つ目は府中市にある旧都立府中療育センター、もう1つは渋谷区の東海大学医学部付属東京病院。前者は10月中に、後者は9月までに必要な改修工事をし、整備完了後は速やかに患者を受け入れていくという。それぞれ約100床ずつ確保する。前者に関しては、中等症程度以下の患者を受け入れる。
小池知事は、宿泊療養施設(民間ホテル)は現在6施設確保し、運営していると説明。軽症、無症状患者が増えている現状を受け、13日に1施設、17日に新たに1施設が加わる見通し。この2つの施設で約900室を確保でき、計3000室を超える部屋が確保できると説明した。今後も感染状況を踏まえてさらに確保する。 東京都では6日に新たに360人が新規感染者として確認された。小池知事は「大変大きな数字になっており、“感染拡大特別警報”にある。さらに悪化する場合には都独自の緊急事態宣言を発することを考えざるを得ない。コロナに立ち向かっていきたい」などと語った。6日の会見では、この夏の都外への旅行や帰省を控えるよう都民に呼び掛けていた。