小池都知事が記者会見8月7日(全文1)都内に新型コロナ専用病院を確保
東京都の小池百合子知事は7日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「コロナ専用病院・病床の確保進めている」(2020年8月7日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「コロナ専用病院・病床の確保進めている」 ◇ ◇
新しい夏にしていくことが必要
小池:それでは本日の定例記者会見、まず新型コロナウイルス感染症について始めさせていただきます。今日はこちらからのご報告、3本ございます。まず新型コロナウイルスの感染症についてでありますが、昨日の新規陽性者360人。大変大きな数字になっております。感染状況、そして医療提供体制のレベルはモニタリングを経まして、赤、そしてオレンジということで、これについては7日間平均でやっておりますので変化はございませんが、きのうもお伝えしましたとおり感染拡大特別警報という状況にあるということをあらためて申し上げたいと思います。 またさらに状況が悪化する場合は都独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得ないということでありまして、そのためにも、そうならないためにも感染拡大を抑え込む、今年は特別な夏だと。来年は、きっと抑え込むことによって、これまで楽しんできたような夏、新しい夏にしていくことが必要だということを、皆さんと意識を共有しながらコロナに立ち向かっていくということを行っていきたい、それが不可欠だということをお伝えしました。
東海大付属病院もコロナ専用病院に
そして今日は現状の都の取り組みについて、あらためて都民の皆さまへのお願いも含めて申し上げたいと思います。まず医療提供体制についてでございますが、旧都立府中療育センター施設というところが府中市にございますが、これを活用いたしまして、新型コロナウイルス感染症の専用病院をスタートすることといたしました。規模は約100床でございます。そして中等症程度までの受け入れを想定いたしております。日程的には、10月中で必要な改修工事などを整備を行った上で、完了後、速やかに運営を開始いたします。運営のほうは都立、そして公社病院が担うこととなります。 もう1つ、こちらは東海大学から大変ありがたいお申し出をいただいております件ですが、医学部の付属東京病院、こちらを、改修工事を行った上で、9月中に専用病院として運営をしていただくということで合意をいたしました。東海大学におかれましては大変なご協力いただいておりますこと、感謝を申し上げたいと存じます。 それから現在、都内各地域にあります都立・公社病院でございますが、全ての病院でコロナの患者さんを受け入れています。そのうち10の病院におきまして、それぞれ約100床、合計しますと約1000床の専用病床を確保してまいります。今ご覧いただいているのはその点、場所を示しているところでありますが、こうした専用の病床を都内の複数箇所に確保することによって、速やかに陽性の患者さんを受け入れていくということであります。 宿泊療養施設につきましては、現在6施設を運用いたしておりますが、無症状、軽症の方が現在も増えている中にありまして、来週13日に、加えまして1施設。そして再来週17日には、それにまた新たにといいましょうか、もう1つの施設を加えるということで、この2床、2つの施設を合わせますと約900室が、確保することになりまして、これで合計約3000室を超える部屋数の確保ができることとなります。今後も感染状況を踏まえて、さらなる確保に引き続き取り組んでまいります。 それから次に、8月の3日から開始をいたしております営業時間の短縮要請に伴いまして協力金をお出しするということであります。この件についての概要をお知らせいたします。現在、酒類の提供を行う飲食店とカラオケ店の皆さま方に対しましては、営業時間を夜の10時までの間に時間を短縮していただく。朝5時から10時までということで時短ですね。このご協力を呼び掛けておりまして、全面的にご協力いただいた場合には一律20万円の協力金の支給ということでございます。