大阪府・吉村知事が定例会見5月12日(全文1)強い措置の継続が必要だと判断
ある程度の規模の病院にまず要請
まず要請した中身ですけれども、新規の受け入れ医療機関と、すでにコロナを受け入れてくれている医療機関、それぞれに分けて要請をしています。新規の受け入れ医療機関というのは、これまでコロナを受け入れていなかったんだけれども、今回これだけ厳しい状況になっているんだからコロナを受け入れてくださいねということで要請をしたことになります。これについてはもう昨年のいろんな場面で要請をしていますが、法に基づいて最終のお願いをしているという状況です。 ただ、これも、大阪府内には500の病院があります。全ての病院には、要請はしていません。というのも、皆さんも、いろんな取材やいろんなテレビでも出てますけれども、非常に小さな病院でコロナの経験もないと。動線確保も難しいというところで、いや、これはコロナを受け入れられないじゃないかというのは皆さんが報道されているとおりです。そういった病院の状況もあるということで、われわれとしては、その力があるだろうと考える病院、つまりある程度の規模がある病院にまず要請をしました。一般病床で200床以上の病床を持っている病院です。だから比較的、中規模の病院です。ここは、通常は内科の先生がいたり、200床以上ですから看護師さんもたくさん、一定いらっしゃるという病院です。それが1つ。 もう1つが、200床未満であっても救急の受け入れをしている病院、2次救急の受け入れをしている病院。つまり救急車が運ばれてくる、その受け入れをしている病院です。そこにもお願いをいたしました。一般病床で200床以上の病院。これは、で、まだコロナを受け入れてくれていない病院、12病院にやりました。200床未満の2次救急の病院については57病院で要請をいたしました。
国立・公立病院は9病院130床の増床
結果、一般病床の、200床以上の病院、12病院、120の要請に対しては、3病院に要請に応じていただきました。病床数のプラスは30床です。そして2次救急の医療機関、200床未満の57病院について285床の要請をいたしまして、19病院に応じていただきました。プラス80床です。それからすでにコロナを受け入れてくれている病院についても、中等症・軽症の病床確保をお願いしますということで、それぞれ13病院、170床、96病院、530床の要請をいたしました。その要請数の合計が1100床になります。これに対しまして、国立・公立病院については、9病院でプラス130床の増床もご了解いただきました。そして民間病院については64病院で、310床のご了解をいただきました。合計、ですのでトータルでいくと550床の増床。これを今回の感染症法の要請に基づいて確保したということになります。 時間軸で見ていくとどういうことかということになりますと、4月19日、1746床の病床の、実際に運用をしていました。それが4月26日は1940床と。5月3日は2100床と。5月10日では2227床と、約2300床。5月10日の段階で、2227床で、プラス481床です。約500床弱の実際の追加病床での運用を今、現実に行っています。1700床だったのが2200床に増えているという状況です。併せて残りの550床分、あと100床分ですけれども、これは時期は未定ですが、5月10日以降、可及的速やかに病院に準備をお願いして、進めてまいりたいと思っています。 併せて重症病床です。重症病床については255床、4月19日の段階で255床でした。ちなみに確保病床っていうのがありまして、これは病院との合意で、コロナに最大どんだけ病床を確保していただけますかっていうのを病院の計画から受けて、そしてわれわれもお願いをして確保している病床。これが基本的にはマックスの病床になります。今はそのマックスを超えた病床で動かしています。このマックスの病床っていうのが、3月10日時点で重症が221床、軽症・中等症が1800床です。ですので、この1800床に対して、今は2200床を運用していると。重症について、224になったのが3月17日です。確保計画が。224床が、もうすでに4月19日は255床の運用、そして現状では364床の運用をしているという状況です。