大阪府・吉村知事が定例会見5月12日(全文1)強い措置の継続が必要だと判断
重症者数は400名を超える状況
病床状況です。非常に厳しい状況にあります。重症病床は特に厳しい状況です。重症者の方の数は400名を超えるという状況です。この病床の運用率ですけど99.7%。これは重症病床に占める重症者の方です。重症病床については356床確保しています。確保病床は224床、計画の確保病床は224床ですけども、実際に運用しているのが356床と。多くの医療機関の皆さんにご協力をいただいています。また、ご負担もお願いをしているところです。 そして入院患者数が355名というふうになっています。ただ、この355名というのは重症病床の運用病床で治療を受けられている方で、それ以外に中等症の病院において、これは確保病床という意味では重症病床ではありませんが、中等症、力のある中等症の病院で挿管等をして重症治療を受けていらっしゃる方が46名いらっしゃいます。ですので実質としては、これはもう、パーセントで100%を超えるということには、僕はなるんだろうというふうに思っています。病床をどう考えるかということにもなると思いますが、事実としては、毎日公表しているとおり中等症の病院でも重症の治療をしているというのが今の状況です。その人数を日々公表していますが、46名です。多いときは90名近くに達したというときもありました。
目標として1100床の新たな病床確保の要請を実施
そのグラフがこれです。このブルーの上のところが運用病床です。運用病床については上がったり下がったりします。そしてこのブルーの縦棒が重症の入院患者数。これ見ていただいたら分かるとおり、重症の入院患者の数というのが、この4月に入ってからもう急激に増加をしています。3倍速です。第3波と比べて重症者が増える数の速度というのは3倍の速度で増えていってるという状況です。また、総数についても、第3波のときの重症者の数のマックスは180名でしたけれども、今400名を超えると。多いときは450名です。2倍以上の重症者が、わずか3倍の速度で生じていると。まさにこのN501Yの変異株の重症化しやすさ、また、重症の年代も40代、50代と、今までには見られなかった層が多く重症化しているという状況です。 続いて、軽症・中等症につきまして、現状79.8%、運用病床は2243床です。ただ、ここも実は先ほど申し上げたとおり、軽症・中等症の病院で重症者の治療もしていただいてます。重症者の治療っていうのはある意味、24時間見ていくということになりますので、看護師さんに掛かる負担が非常に多いと。ですので中等症の患者1人に掛かる医療従事者の数と、重症者1人に掛かる医療従事者の数がまったく違いますので、そういった意味では、これは80%ではありますけれども、実質はもっと高いところにあるという状況です。重症、軽症・中等症、いずれも病床としては依然として厳しい状況が続いています。 病床の確保についてです。感染症法に基づいて、病院に病床の確保の要請をすることができるということが、法律が改正をされました、今年に入ってから。また、勧告と公表もできるという規定ができました。今、知事が用いうる権限として最大の病床確保できるこの法的権限とすれば、これはこの感染症法に基づく病床の確保だというふうに思っています。それについてはもうすでに皆さんに説明済みですけれども、4月の19日に感染症法に基づく病床の確保要請をしています。16条の2です。目標として1100床の新たな病床確保の要請をいたしました。これの現状の結果、幾ら増床したかということについての報告です。