大阪府の吉村洋文知事は12日午後、大阪府庁で定例記者会見を開いた。吉村知事は会見冒頭で改めて、府民に向けて「医療提供体制が極めてひっ迫している状況です。措置内容についても厳しいお願いを事業者のみなさんにしているところです。人と人との接触の機会を抑制するということを大阪においては続けていかなければならないという風に思っています」と述べた。 【中継】大阪府・吉村知事が定例会見（2021年5月12日）

[写真]定例会見で府民に呼びかけを行う大阪府の吉村洋文知事＝12日午後2時25分ごろ、大阪府庁で

　会見で吉村知事は、緊急事態宣言が延長となり、現在の医療ひっ迫状況を踏まえた時に、強い措置の継続が必要と判断したと述べ「社会経済活動に与える不安というのも非常に大きなところにもなるんですが、一方で府民のみなさんの命を守るということを考えたとき、何卒ご理解とご協力をおねがいいたします」と府民に呼びかけた。 　大阪府の感染状況については、ここ数日、新規陽性者数が減っているようにも見えるが「どうしてもゴールデンウイーク期間においては検査対象機関になる診療所クリニックがお休みになるところがあり、受診控えもあり、減少したように見える可能性が十分にあると思います」と説明。効果を見極めるのは「今週の数字が非常に重要であると思います」と述べていた。