大阪・吉村知事 宣言延長で売り場拡大の百貨店に「個々にご判断をいただきたい」
大阪・吉村知事 宣言延長で売り場拡大の百貨店に「個々にご判断をいただきたい」
大阪府の吉村洋文知事は12日午後、大阪府庁で定例記者会見を行った。4月25日から大阪府など4都府県に発令されていた「緊急事態宣言」は、12日から31日まで延長され、大阪府内の百貨店では12日から現在の食料品のみの営業に加え、婦人洋品売り場の営業を行うなど営業の拡大を実施している。吉村知事はその対応について「外出の目的となる施設についてはイベントについては休業をお願いするという主旨を踏まえて、個々の百貨店にご判断をいただきたいと思います」と述べた。 【中継】大阪府・吉村知事が定例会見(2021年5月12日)
会見では報道陣から、府内の百貨店などが12日から営業を拡大していることについてどう受け止めているかという質問があった。 それに対し、吉村知事は「百貨店のみなさんに本当にご協力頂いています。百貨店は物を売るだけでなく、社会において重要な役割を果たしていただいている。社会における脅威というのが大阪にあるわけで、接触の機会を避けるようお願いします」と外出自粛を呼びかけていると説明。 ただ「生活の維持がどうしても必要なので、生活の維持に必要なものは何なのと考えた時に、それぞれ百貨店で解釈があるとは思うんですが、主旨を踏まえて百貨店の社会的な役割を果たしていただいているというところを含めてですね、判断いただきたいと思います」と続けた。
また、百貨店でクラスターが発生している状況ではないと話した上で「クラスター対策というよりは、これだけ感染が広がっている大阪において人流を抑制する、そういった目的、外出の目的となる施設については、イベントについては休業をお願いするという主旨を踏まえて、個々の百貨店にご判断をいただきたいと思います」と見解を述べた。