「令和の高校生は引くほど貧乏...」インフレで「スタバフラペチーノ」を2人ですする。夢でも見たくない現実とは
「デートは週に何度もしてました。デートって行っても、マックとかスタバに行ってだらだらするくらいですよ。でも、お茶する時にたまに奢ってくれるとかもなし。友達の彼氏なんか、同じ高校生なのに全部出してくれるって子もいるのに」 男女平等と言われて育った世代にも「男性に奢ってほしい」願望があることに少々驚く。 「パパがデート代くらい出してくれる男とつき合えよって、昔言ってたから、『え~裕翔のことはパパに言えない』って思っちゃう」 それにしても、なかなかの頻度でアルバイトに勤しんでいる様子の裕翔さんだが、なぜそんなにお金を出し渋るのだろうか。 「ヤングケアラーとかじゃないですよ。裕翔はお父さんは公務員だしお母さんは看護師だから、お金はあると思う。お兄ちゃんも有名企業に就職してるんで」 萌香さんは、金銭的に困っていないはずの家庭に暮らす裕翔さんが、フラペチーノ1杯も奢ってくれないことを常々不満に思い、疑問にも感じていた。 「誕プレは何が欲しいの?とか、萌ちゃんに好きなコスメいっぱい買ってあげたい、とか口では言うんだけど、肝心のお金は出さん、みたいな。は?口だけ男なの?って思い始めてましたね」 そんな萌香さんは、裕翔さんとちょっとしたことでケンカした時に『プレゼントとか、1回もしてくれたことねーし』と日頃の不満を口にしてしまう。 「しまった!と思ったけど、その時にわかったんです。裕翔が私にお金を使えない理由が」 実は裕翔さんには親しい萌香さんにも言えない、あるお金に関する秘密と悩みがあったのだという。裕翔さんが巻き込まれていた金銭トラブルの真相とその先に待っていた末路については、記事後編にて詳報する。 取材・文/小澤みどり PHOTO:Getty Images
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