休業要請を全面解除 大阪・吉村知事が会見(全文2)第2波でも同じ措置必要か
社会経済へのダメージ大き過ぎる
というのも、今回、4月の緊急事態宣言が出された、その前から休業要請のお願いをして、やはり経済生活・社会生活にはものすごく大きなダメージが出てます。倒産もこれは出てきます。増えてます。それから失業者もこれからさらに増えてくるだろうと思います。そうなったときに、やっぱりそこで守るべき命っていうのがあるわけなので、まったく同じことをしないと同じように防げないのかどうなのかっていうのは、やはりわれわれは検証しなきゃいけない。今は収まったから良かったね、だけでは僕は不十分だというのが僕の基本的な認識です。そういう思いがあって、まったく同じことをするつもりはないと申し上げたところです。 これはちょっと皆さんも1回、検証してもらったらいいと思います。発症日ベースで山ってどこなのっていうのを検証して、そうすると発症日ベースでいうと、もう緊急事態宣言より前に山が来てて、そこからはもう下がってきてるんです。としたら、下がってきてるのは緊急事態宣言より前に行った行為がなんらかの影響によって感染者を抑えているっていうことになりますから、そのなんらかの行為ってなんなのっていう時期だけを見れば、僕が兵庫と大阪はやめてねっていうあのころ、プラス、小池さんがロックダウンって言ったり、僕が夜のクラスターはって、あの辺のところの発信してたところがピークで、そこからは下がってきてるんですね。だからそこは分析しないと、日本に与える社会経済のダメージがあまりにも大き過ぎるだろうと僕は思ってます。
経済が奪われて命奪われる人たち守らねば
どうしても、僕も考えますが、ニューヨークとかヨーロッパのああいう風景を思い出して、命を守らなきゃって思うから、まずは大きくうわっと掛けるわけですけど、また今度、第2波、第3波が来たときに、同じことをやったほうが簡単は簡単なんですけど、もう一方で、陰で見えないところの、経済が奪われて命を奪われる人たちの見えない部分っていうところの、こっちを守らなきゃいけないんじゃないのっていう思いが強くあります。 こっちの感染者は抑えられると思います、今回の経験でね。感染者は皆さんが毎日、陽性者は何人です、死亡者は何人ですって出るから、すごく露骨に住民には伝わりますし、政治家にものすごく影響を与えますが、こっち側の経済のほうで奪われる命っていうのは、ここは報道されないところでもあるので、また経済のどれだけ悪影響が及ぶか、それによって生活を奪われる人たちがどれだけつらい思いをするかっていうのはなかなか報道もされにくいと。これからそういうのが増えてくるとは思いますが、報道も。そっち側を守らなきゃいけないよっていうことを考えたときに、今回の緊急事態宣言の再検証を僕はすべきじゃないかな。特に専門家の中では議論を戦わせてもらいたいなと、そういうふうに思ってます。 司会:次のご質問をお願いします。ほかによろしいでしょうか。はい。