大阪府の「休業要請」6月1日から全面解除決定
大阪府の「休業要請」6月1日から全面解除決定
大阪府は28日午後、大阪府庁で「新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、集団感染が起きた接待を伴う飲食店やライブハウス、スポーツクラブやカラオケボックスなどの施設に対して継続している「休業要請」について、適切な感染防止策を施すことなどを条件として、6月1日の解除を決定した。今回の決定で、大阪府で4月中旬から行われていた休業要請が、全面的に解除されることとなった。 【中継】大阪府が新型コロナ対策本部会議 終了後に吉村知事が会見 (2020年5月28日)
大阪府では、新型コロナウイルスをめぐる休業や外出自粛要請を段階的に解除することに向け独自の基準「大阪モデル」を策定。7日間連続で達成し、今月16日から、段階的に解除を進めていた。
しかし、過去にクラスターと呼ばれる集団感染が発生した接待を伴うナイトクラブなどの飲食店やライブハウス、カラオケボックスやスポーツクラブなどに対し継続していた休業要請の解除を、28日の会議で決定した。大阪府と隣接する兵庫県や京都府も、6月1日からの全面解除を決めている。
このほか、会議では今後のイベントの開催について、 適切な感染防止策の実施と、感染者発生に備えた「大阪コロナ追跡システム」導入などの対策を講じたうえで、以下の参加人数や収容率の範囲内を目安に開催を認めると決定した。 6月18日までは、参加者を屋内100人以下、屋外200人以下とし、6月19日から7月9日までは、屋内外ともに1000人以下とし、全国的な人の移動を伴うイベント(プロスポーツなど)は、無観客で行うこと。7月10日から同31日までは、屋内外ともに5000人以下とすることを条件に開催が認められる。 また、屋内は収容定員の半分以内の参加人数とすること、屋外は人と人との距離を十分に確保できることも条件としている。