コロナ分科会後、尾身会長が会見(全文3完)高リスク者が打ち終われば見方が違ってくる
施設側のインセンティブをどう考えるべきか
毎日新聞:すいません、毎日新聞の【キム 00:49:09】です。提言についてお伺いしたいんですけれども、1つはICT技術を利用した飲食店のQRコードなどを活用して追跡調査ができるようにするっていうことなんですけれども、この提言の中には利用者へのインセンティブっていうものが含まれてるんですが、こういう技術を用いた施設側のインセンティブをどういうふうに考えるべきかっていう、先生のお考えを1つお伺いしたいのと。 もう1つは下水道サーベイに関しては、これが構築された場合にどのように活用するのか。そのデータから、例えばその地域に流行状況が、その先の予兆というものがつかめるので措置を、重点措置を取るとか、どういう活用方法があるのかっていうお考えをお聞かせください。 尾身:まずはQRコードのインセンティブについては、ちょっとあれですかね。何か、利用者のほうもそうだし、お店のほうですよね。これはやっぱりインセンティブがないと駄目だということはずいぶん議論してきたんですよね。具体的なこと、なんかありますか、今のところ考えている。 前田:すいません、ちょっと関与をしてます北区保健所の前田と申します。まず全体的なインセンティブとしましては、やはりこれによってお店側もお客さんも、ある程度、今以上に店を利用できるようになるというようなところが全体的にインセンティブとして理解して、これに参加していただきたいというふうな考え方でございます。一方でこうしたものについて、お店側はそれをよく理解していただけると思うんですけど、おそらくこれはこれから国が議論することですけれども、場合によってはそれによって今、さまざまな形でお店側に対して行っている支援措置が少し手厚くなるというようなことも、この議論の俎上ではそういうこともできないかということは議論してます。
下水のほうはまだ開発途上
まだこれまったく、今の検討状況の中でそういうものがあったりとか、あるいはこれもそういう議論の中ですけれども、お店でQRコードをぴっとした人にはなんかポイントが付かないかとか、そういうような、そのときの【インセンティブ 00:51:43】という、そういう実利的なインセンティブをできないかということも、いろいろこのシステムを検討しながら俎上に上がっております。 あと、ただ、やはりこれ、今回の、今日の中でも議論になりましたけど、陽性になった場合に、その方にとってどういうインセンティブがあるんだっていう、これはやはり先ほど尾身先生から電話番号というお話ありましたけれども、電話番号をただお伝えするというよりは、この電話番号をお伝えすると、それに伴ってひも付けされているQRコードの履歴等が記録されるということになります。ですので、そういう意味ではしっかりとご本人に個人情報をそういう形で提供するということをご確認いただくことになるんですけども、そういう中でやはり自分が同行された方、あるいは知らず知らずのうちに同じ場所で感染してしまった方に、そうした感染する可能性があるということをお伝えするということについて、この対策にそういう意味では参加していただくということをご理解いただいて、ということになりますので、この辺はやはり十分このシステムについては、利用していただく方にそうしたことについてはお伝えしながら、コンセンサスを得ながら実施ということでございまして。 やはりそういう意味では、総体的にはこれを行うことによって、今日も尾身先生がお話ししましたけど、ちょっとこの息苦しい世の中を少しでも明るく、みんなでいろんなイベントに参加したりできるような社会にしていこうというようなことを共通認識として持っていただくということが、インセンティブではないかというふうに考えているところでございます。 司会:ありがとうございます。そのほかご質問ありますでしょうか。 尾身:いいですか。それで、下水のほうは、これはまだ開発途上というか、そういうこと。ただこれ、ほら、人体に【シンシュ 00:53:33】あるんじゃないか、ちょっとその検証というか進めてくださいっていうのが今回の、いろんなエビデンスが出てきますよね。そういう意味では途中ですけども、可能性としては結局、下水っていうのは小さいところからだんだん集まって、【急に 00:53:52】になって、最後大きくなるわけですよね、当然ですよね。各家庭からいって。東京都なんか20【部 00:53:59】ぐらいあるんじゃないですかね、大きな浄水路が。最後に集まるところがね。