写真家はなぜMacBook Pro(M4)に買い替え、どこに驚いたのか
一方で、Mid 2018にあったTouch Barがなくなって、ファンクションキーが復活していた。あれ、とても便利という触れ込みだったけど、そう感じたことがまったくなかったので妥当な判断だと思う。またMid 2018はキーボードの感触が芳しくなく、タイプ音もうるさいといわれていた。個人的にはこんなものかと思っていたが、M4は適度な反発力や剛性感があり、Mid 2018とは別モノのように感触がよい。また現物を見ないまま購入したので届いて分かったのだが、左下のfnキーに地球のアイコンがあり、ここを押すと入力言語を切り替えられる。今まではショートカットを自分でアサイン(僕はcommand+space)しなければならず、つまりはかなと英字を切り替えるには、2つのキーを押さなければならない。それが左の小指でポン、で変えられるようになったのは地味にうれしい。
■バッテリーが全然減らないうえ、処理速度の違いに驚く というわけでいろいろ便利なM4だが、びっくりしたのはバッテリーが減らないこと。出先で1時間弱、ネットを見たりメールを打ったりして、バッテリー残量を見たら「100%」。ほんまかいな。そして、Adobe Photoshopの動きが速い。実は、レタッチなどで使っているWindowsのデスクトップはMid 2018よりさらに使用歴が長く、2018年夏に購入していた。CPUはインテルCore i7-9700、メモリは16GB。決してハイスペックではないものの、当時では十分だったと思う。実際購入直後は速っ!と思ったが、最近は「もう限界かも」と感じていた。 そこでランダムに選んだ6100万画素のRAWデータ100枚(計6.21GB)を、6年落ちWindowsとM4、そしてM4の低電力モードでそれぞれAdobe Lightroomを使って現像してみた。Apple Watchを使った手動計測なので1秒未満は切り捨てている。 ■そのままの解像度でTIFFに現像(18.07GB)