漫画「シンクロナイズド父ちゃんズ」のカット（グッドスリープさん提供）

　お父さんたちの動きのシンクロ率について描いた漫画「シンクロナイズド父ちゃんズ」が、Instagramで7万1000以上のいいねを集めて話題となっています。 【漫画】本編を読む　保育園で動きが“シンクロ”する男性たち　子どもの迎えには間に合った？ 　保育園に子どもを送迎するとき、急いでいる動きがいつもシンクロする2人のお父さん。職場は違いますが、仕事でよく顔を合わせることがありました。ある朝、「今日は早く迎えて来て！」と息子たちにお願いされたものの、返事をにごす2人でしたが…。読者からは、「泣ける」「毎日お疲れさまです」「大人も子どもも、みんな頑張っていますよね」などの声が上がっています。

育児と仕事の両立を父親目線で描く

　この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、会社員のグッドスリープさんです。グッドスリープさんに、作品についてのお話を聞きました。 Q.今回、漫画「シンクロナイズド父ちゃんズ」を描いたきっかけを教えてください。 グッドスリープさん「この作品に登場したお父さんではないのですが、以前、旦那さんが子どもの行事の日に仕事で休めないことを、他の保護者もいる前で、奥さんから責められているシーンに出くわしたことがありました。何とも切ない気持ちになってしまって…。そのお父さんは言い訳をしていなかったのですが、自分が代弁したい気持ちがずっと心の中でモヤモヤとしていました。 『子どものことを思っていない父親なんていないんだから。そりゃ、休めるものなら休みたいさ！』という気持ちを、父親目線で漫画にして、少しでも皆さんに伝えたいな、と思ったことをきっかけに今回作画しました」 Q.作品に描かれているのは、何時から何時ぐらいまでの出来事ですか。 グッドスリープさん「保育園の送りを午前8時に済ませ、少し早めに仕事を終え、午後5時ごろに息子を迎えに行ったときの話です」 Q.この作中に登場したお父さんとは、プライベートでも親交があるのですか。 グッドスリープさん「プライベートの付き合いはありません。仕事の合間に、子どもの話をちらほらとする程度です」 Q.お迎えを待っている彼の息子さんを見たとき、どのような気持ちになりましたか。 グッドスリープさん「さっきまで一緒していた仕事がスムーズに終わり、『一緒に早迎えに行けるかな？』と思っていたので、『さぞ、無念だっただろうな…』と、お父さんの心中を察しました。もし自分に急な予定が入ったり、会議が長引いたりして、なかなか子どもを迎えに行けないことを想像したら悲しくなるので」 Q.漫画「シンクロナイズド父ちゃんズ」について、どのような意見が寄せられていますか。 グッドスリープさん「今回のエピソードに、『シンクロ（共感）した』という感想をたくさん頂きました。『早く迎えにきてほしい』と子どもにせがまれても、なかなか迎えに行けないこと、ありますよね…」