「看護師」と「放射線技師」で進路を迷っている高校2年生です。年収はどちらが高いのでしょうか?
医療分野に就職を考えている人には、年収の部分で進路先を悩むケースもあるかもしれません。例えば、看護師と放射線技師で進路を迷っている場合、それぞれの年収やその差はどれくらいなのか気になる方もいるでしょう。 本記事では、看護師と放射線技師の平均年収をご紹介します。それぞれの職業の仕事内容や向いている人の特徴も解説しているため、参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
看護師の平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、看護師の平均年収は508万2000円です。年齢別でみると、20代後半から50代後半にかけてゆるやかに年収が上がっていき、50代後半で585万9300円と最も高い年収となっています。 また、看護師でも大学病院や一般病院、クリニックなどの勤務する医療機関によっても年収に差が生まれる可能性があります。
放射線技師の平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、診療放射線技師の平均年収は537万円です。放射線技師の場合も20代後半から50代後半にかけて年収が右肩上がりで、50代後半で749万2900円が最も高い年収となっています。 看護師と比べると最も高い年収でおよそ163万円の差があるため、放射線技師の方が高い年収を得られる可能性があると考えられます。
看護師の仕事内容と向いている人の特徴
大学病院や一般病院などに勤務する看護師は、入院患者の対応を行う病棟看護師や外来患者に対応する外来看護師などに分かれており、病院のなかでも仕事内容が異なるようです。 病棟看護師の場合は、入院患者の援助や薬、食事の管理などを24時間体制で行わなければいけないため、夜勤ありでの働き方が多くなる傾向にあるようです。一方で外来看護師は、夜勤はあまりなく、外来患者の注射や予防接種などの診察の補助、家族への指導がメインの仕事内容になるといわれています。 クリニックで働く看護師の場合は基本的に日勤となり、患者の問診や採血などの診察補助がメイン業務となります。それだけでなく、医療器具の洗浄や滅菌などの業務も行わなければいけません。 看護師の仕事は、患者やそのご家族と密接にかかわる仕事であるため、コミュニケーション能力が高く、責任感のある方は向いている職業といえるでしょう。さらに、病棟看護師などは夜勤なども行うため、体力面や精神面にも自信のある方に適していると考えられます。