「来来亭のラーメン」を16年以上毎日食べ続ける男性を直撃。体重の増減や健康診断の結果も教えてもらった
飽食の時代、寿司・焼肉・カレー・スイーツなど、あらゆるものが好きな時に食べられる日本。そんな状況にあって、徹底的に同じものを食べる人も存在する。人気ラーメンチェーン「来来亭」に毎日通い続ける男性、ラーメン マソ氏(49歳)もその一人。 体には悪くないのか? 毎日食べ続けるほどの魅力は何なのか? 本人を直撃した。 ⇒【写真】足しげく通った功績が認められた結果、発行された「年間パス」
「1日に3杯ずつ食べていた」時期もある
「来来亭」に毎日通い始めて16年以上というラーメン マソ氏。元々、ラーメン好きで毎週末通う店があった。しかし、その店の営業時間が変わったことで、タイミングが合わなくなり足が遠のいてしまうことに。そんな時、来来亭に入店してその味に感動したマソ氏は、昼にラーメンを食べて、夜にまた晩酌がてらの来店をすることもあるのだとか。さらに、最も足繁く通った時期について聞くと、驚きの答えが返って来た。 「2009年にポイント制度が始まったんです(※現在はアプリに移行)。1杯で1ポイントついて、80ポイント貯めると、1か月間毎日1杯無料。そのスタートダッシュキャンペーンで1杯で2ポイントになっていて、40杯で特典が受けられたんです。『日本で一番になってやろう』と決めて、2週間で達成しました」 つまり、1日に3杯ずつ食べるという驚異的な勢いで達成したことになる。 この記録は、来来亭社長の豆田敏典氏の耳にも届き、それがラーメン マソ氏のピンチを救うことになる。
来来亭の社長から粋な計らいが
16年食べ続けても飽きることなく、熱量たっぷりに魅力を語るラーメン マソ氏だが、一度、心が折れかけたこともあったのだという。 「ポイントを最速で貯めた後も、無料特典は使わずにポイントを貯め続けていました。12枚貯めて1年間無料にしようと思っていたんです。しかし、5枚貯めたところでカードを紛失してしまったんですよ。すでに400杯くらい食べていたので、ものすごいショックでした」 まさにライフワークになっていた来来亭のポイントが、カードの紛失という形で消滅。生きがいでもあった目標が振り出しに戻り、諦めかけたラーメン マソ氏だったが……。 「ホームグラウンドである鎌倉台店(名古屋市)の店長に紛失したことを話したら、なんと豆田社長から、特別に再発行の許可が出たんです! しかも、存在しない『年間パス』を作ってくれるということになり、さらにそれを社長直々に手渡ししてくださると!」 そうして、無事に来来亭の年間パスを手に入れるに至った。ポイント制度の驚異的な最速達成で、社長にまで名が通っていたことが、ここでラーメン マソ氏を救ったのだ。